パソ活さんの実験がまとまったようだ。
http://pasokatu.com/23049
で、実際何gで運用してるのかが気になる。
20gくらいまで思い切ったのかな。
使い心地についてもっと知りたい。
自作キーボードやってみて思ったのは、
始動の時の軽さと、
途中の反発と、
底打ちの反発と、
戻りの時に感じる力と、
上に戻った時の当たりは、
全部変えられるはずだということ。
これら全部が「打鍵感」みたいなことで混合している。
要素要素はスイッチの物理機構で変わってきて、
材料同士の当たりとか、どう緩衝させるかとか、
クルマのサスペンション設計よりも精密な感覚が大事かも、
など思っている。
だから単純に20gと言っても、
打鍵感はリアフォのままだろうから、
Gateron赤を20gにするより優秀だろうなあと、
想像している。
リアフォはシャープだからねえ。
また、静電容量では難しいが、
僕が今気になっているのは非線形バネ
(プログレッシブスプリング)で、
f=kxの法則に従わないバネだ。
「均等な巻きにしない」で作れるので、
円柱の巻き密度を変えるとか、円錐型や樽型で作るとか、
色んなものがあることを知る。
(クルマのサスペンションが検索するとよく出てくる)
精密部品用もあるので、
目下パーツあさりをしているところ。
忘年キーで触ったやつは60gという数字のプログレッシブで、
始動が25gぐらい軽くて、底打ち付近で60gを感じた。
バネによって距離との関数が色々あるはずで、
そのへんの言語化が難しい…
金属バネ以外の、
たとえばプラスチックバネがあれば電磁誘導しないから、
静電容量方式でも導入可能?
絶縁シートをゴムが兼ねているはずで、
絶縁とバネを分ければもっとコントロールできる?
いずれにせよ、
ちょっと触ってみたい…
あと、軽さを求める感覚は、
エスカレートする傾向にあると思う。
麻薬のようだ。
僕は今小指薬指は10gですもの。
ここまでなると底打ちの衝撃緩和の方が大事になってきて、
現在その対策を研究中。
(非線形バネ一本で対応できればよいが)
そういえばそうでしたね。改造したキーボード2種類と、改造前後の押下圧を記事後半に追記したので見てみてください。
ただ、実測しても計り方が仕様と違って個人差もあるだろうから、「実測30gだから30g押下圧」とは言えないと思っています。
目安となりそうなのは、新品のRealforce 108USの実測が31〜36gだった、ということくらいでしょうか。
なので、実測30gにすると、明らかに30g仕様のRealforceよりも軽くなります。自作の重りによる計測値は、肌感覚として見るだけで、基準としては頼りにしていません。
つまり、実際に何gで運用できているのか自分にもわかりません。わかるのは「30g仕様のRealforceよりも軽い」ということくらいです。
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また、もっと軽くしたときの打鍵感がリアフォのままかどうかですが、45gを30gにした実感からすると、穴を空けすぎると打鍵感が損なわれるような気がしています。
20gにしたら果たしてどうなるのか。さすがに何台も実験できないのでそもそもやる予定はありませんが、実測30gでも1日6万打鍵を3日連続して大丈夫な現状を考えると、やる気は起きなさそうです。
拝読しました。
公称値と実測値がまず違うところから、
とりあえず「真の30g」にたどり着いた感じでしょうか。
しかしそれで1日6万打鍵とは、
僕の手なら壊れると思います。
手の丈夫さが違うのか、慣れでフォームが良いのか、
根本的に打ち方が違うのかもしれませんねえ。
・重りを乗せる位置
・コニックリングのずれ
・基盤の傾き
・一度押下状態になった後か
・重りが指にもたれかかって重さが分散
などなどとても不確定な要素が多く、この方法によるチェックは万人の基準としてはおすすめできないと思っています。
なるほど、測定がなかなか難しいんですねえ。
もう少し精度が上がるような測定器具を作れたら、
また正確さが変わるかもですねえ。
でも軽くなるなら改造する価値はあると。
古くなったメンブレンやパンタグラフはラバーシートが柔らかくなって
(へたって?)、
結果的に押下圧が軽くなることがあるけど、
中古のリアフォが重くなることから、
ラバードームの劣化の仕方はそれらと違うんでしょうね。
ラバードームの戻り感が多分リアフォの打鍵感の秘密だと思う
(静電容量の読み取り方式は打鍵感を決めないと思う)ので、
あんまり穴開けちゃいかんのでしょうね…
逆にそのラバードームだけメカニカルスイッチに移植すれば…?