2020年01月07日

【自キ】chocスイッチを非線形化した

choc赤のバネはリニアの50g。
これを単純に15g〜25gに変えても、
chocスイッチは心地よくならない。

色々改造してみた。


0. 底打ちの心地よくなさの改善

に関しては、前回試みた。
結論から言うと、ボトムハウジングのステム接触面に、
ビニールテープ三重貼りでクッションにすると、
なかなか良い。

しかしそれだけでは、
実戦投入するほど心地よくならない。
僕の目標はMXのクリームスイッチやGateron Ink並みだ。
今回試みたのは、

1. カチャカチャうるさいので静音化
2. リニアバネの振る舞いを非線形化

の2点。



1. カチャカチャうるさいので静音化

まずマラカス(ステムにつく金属部分のやつ。
ホッチキスの針みたいな)を捨てた。
振るだけで中でカチャカチャ鳴るし。
何かのストッパーなのだろうが、
外して打ってもオンオフに影響ないので、捨てた。

しかしそれでもカチャカチャ鳴るのは確かで、
どうも戻りの時に、
トップハウジングとステムの接触部が鳴るっぽい。

なので、以前クリームスイッチを静音化したときと同様、
今回はマステを短冊状に細く切り、
上側の接触部に貼ってみる。
(作業はめっちゃ細かくて辛いです。
カッターマットでマステを切り、カッターで掬いピンセットで摘み、
トップハウジングに付けたら爪楊枝で押さえてピンセットを抜き、
ピンセットで整える作業が必要。しかも1スイッチあたり2回)

と、驚くほど静かに。

ちなみに、
ボトムハウジングに貼るものは、
マステ三重重ね、0.8mm厚ゴムシート、
などを試したが、ビニールテープ三重が僕の好み。
ゴムはグネッとなり過ぎ、
マステは紙っぽい。
硬質かつ軟質な感じがビニールテープ。

これでほぼ「スッ」くらいしか鳴らなくなったが、
まだまだ打鍵感が気にくわない。

ルブれば良くなるのか?
いや、ストンと落ちすぎる素直な感じが面白くないのかも。

15gのバネはMXスイッチに比べ、軽すぎる気がする、
何故だろう。ステムの滑りが良すぎ?
縦の接触面積が少ないから摩擦ブレーキがかからないのか?
20g、25g、30gを試したが、ただ重くなるだけ。
25gの感触は悪くないが、理想ではない。
(スイッチ自体の重量が指より軽いことも影響してるかも)

なので、リニアバネを非線形化してみることにした。


2. リニアバネの振る舞いを非線形化

非線形バネはプログレッシブバネとも呼ばれ、
特にクルマのサスに採用されている。
(プログレッシブスプリングの精密部品を探したが、
クルマのサスかモデルガン用ばっかりヒットする…
なので自分で作ってしまえと思った)

f=kxに従わないバネはなんでも非線形だが、
僕の求める感じはf=kx^2みたいな感じかな。
つまり、最初は軽く、底打ちは強く跳ね返る感じ。

やり方は簡単。
バネと小バネをよりあわせて重ねる。

ビニール袋からバネたちを出した時、
バネ同士が重なって絡まってるじゃない?
ああいうバネを作る。
ただし、長さの違うバネで。


15gバネを2本用意。
ひとつを半分に切る。
もう一つの下半分に組み合わせるだけ。

上半分が15gバネ、
下半分が15+7.5?の22.5?バネのようなものをつくるわけだ。

ちなみに色々試した結果、
バネ切りは、
両端の密度の高い部分を切り落として、
中落ち部分を二つに切ったくらいが、
底打ちの心地よさがあった。

こうするとこのバネは非線形性を帯びる。
いわば二段階バネだ。
最初押した時は15gの軽さで行けるが、
ストロークの半ばから重くなり、
その力で跳ね返り、
半分以降の戻りは抵抗感が軽くなる感じになる。

非線形バネのうち、
プログレッシブピッチスプリングの二段階版。
本来ならバネの巻きの密度をアナログ的に変えるものを、
「長さの違う2本のバネの組み」で再現した感じ。
(たぶん専門用語があるだろうが、
とりあえず僕の思いつきで作っただけ)

ちなみに短い方のバネが横倒しになりやすいので、
蓋を閉める作業はステムの軸できちんと貫くか、
目視するべし。


ということで、

0. マラカス捨て
1. 始動15g、ボトム20gくらいの非線形二段階バネに改造
2. ボトムハウジングにダンパー(ビニテ三重)
3. トップハウジングにダンパー(マステ一重)

の改造が施された、
薙刀式スペシャルchocが出来た。
ルブしないでこれだから中々だ。
(ヌルヌルにルブしたらテープの粘着が剥がれそう)
当然ながら、
薙刀式キーキャップchoc版(近日発売)との相性抜群。

改造の参考にされたい。

ベースのバネを20g、25gなど、
好みで付け替えてもいいと思います。
posted by おおおかとしひこ at 13:27| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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