薙刀式のDvorakJスクリプトでは、
センターシフトを押しても、押さなくても、
文字領域同時押し(濁音、半濁音、拗音、外来音、小書き)
を定義している。
eswaiさんがその冗長定義に気づかれたようだ。
この冗長性に意味があるかというと、
実は僕はあんまり使っていない。
昔は「まで」を打つときなど、
【F】(EJ)
(【】はセンターシフト、()は同時)
の運指を、
【F(EJ)】
などと打っていた。
こっちの方が楽かな、などと思って。
しかし高速化するにつれ、
「長いこと押してるのは面倒」という意識が働き、
離しを入れるようになった。
しかしここは好みだなと思い、
「シフトを押しても押さなくてもどっちでもいい」
という部分は残しとこうと考えた。
実際これを残すことで、
定義が倍になるため、
処理速度的にどうなんだろうとは思っているが、
ミリ秒単位を追いかけるわけでもなし、
と割り切った部分。
これにより、原理上4キー同時押しが発生する。
「彼女」は、
F【J】(RJI)
と打っても、
F【J(RJI)】
と打っても良い。
RJIとスペースの「4キーが同時に押された瞬間の判定」
があるということである。
原理上はこうしてたのだが、
DvorakJではスペースキーがらみの同時押しは、
厳密な相互シフトが出来ない仕様
(タイマーを使った通常の同時押しとなる。
僕はレスポンスの高速性を大事にして、
タイマーは5ミリ秒にしてしまっている)なので、
運用上あまり使わなくなった感じ。
それがQMK版なら実現しそうで、
ちょっとワクワクしている。
(QMK版の変更苦労かけます…)
今弄ってる私家版が落ち着いたら、
ファームに取り込んでみたい。
自作キーボードのいいところは、
コストカットの為にNキーロールオーバーを捨てた、
現在の9割のキーボードと違って、
Nキーロールオーバーが出来るところだ。
相互シフトによる同時押しを仕込んだ、
薙刀式以外の配列も出てきたりしてね。
(ぼっちラボさんの版では、
親指シフトすら連続同時を定義できるはず)
もはやOSとメーカーに縛られた日本語の書き方ではなく、
より良い日本語入力を求めて、
私たちは勝手にやり始めているというわけか。
QMK版はv12に備えて単押し、シフト押しの定義を書けば、濁音、小書き同時は自動生成するスクリプトをつくりました。これが正常に動けば定義間違い、漏れがなくなるはず。
おお、すごい。益々便利に。
あとはこっちで洗練するだけか。
でも新しいシフト方式を思いついたりして…それはないか。
ということで耐久テストします。