2020年01月09日

客観性

はどうやったら身につくのか?


自分の中にもう一人の観客を育てろ、
という方法論は、
僕の場合有効ではなかった。

その観客ごと夢中になってしまって、
客観性を失ったり、
その観客が批判を始めて、
自由な発想がしぼんでしまうことはよくあった。
いまもある。

僕の場合は、
「自分でない他の誰かがやっている」
として、
自分は観客に回る方法が有効だった。

音痴はそれで治ったような気がする。
判断して指示を出す側に自分がいる。

まっすぐ歩いているかどうかチェックする自分がいて、
誰かに指示を出す感覚のほうが、
僕はうまくいくようだ。


これはスポーツやパフォーマンス全てに有効なのだろうか?
舞台俳優は観客側に意識を飛ばし、
そこから見た指示を自分にするなどという。
格闘技でも、組んでいる二人を上から見てた、
なんていうこともよくあるよね。
離人症みたいな現象だろうか。

近視眼で見ているから、
自分がまっすぐ走ってるかどうか分からない。
あなたは走る足の側ではなく、
後ろから「もっと左!そこ!」と言う側になってみてはどうだろう。

本当に他人に金払ってやるなら、
ただの下請けいじめだけど。笑
posted by おおおかとしひこ at 00:35| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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