2020年01月10日

【薙刀式】例外のない規則性と、運指との兼ね合い

私家版は今.42。例外なしの規則性のまま、
打ちやすさを追求している。
むずかしい。


これまでのv11までは、
「多少の例外は打ちやすさのためにええやろ」
というスタンスできていた。

ヴを「う+濁音」にせず、単独キーを置いたり、
「り」「て」が同じキーにいるため、
「ゆ」との同時押しが「りゅ」「てゅ」の一意に決まらないので、
「りゅ」優先で、シフトを押しながらの同時押しに「てゅ」とする、
などの例外。
(もっとも、丸二年薙刀式を使って、
テスト以外でてゅを打ったことはない。
デュは、プロデューサーでしょっちゅう使う)

これらの例外は、
運指のつながりを良くするための、
必要悪として考えていた。

しかし今回色々いじっていく中で、
外来音を別の打ち方にすれば、りゅとてゅを分離できるし、
うの裏に濁音ガナを置かなければ、う濁音でヴになるぞ、
ということに気づく。
で、しばらくその方針で並び替えを始めた。


今のところ、拗音のやゆよの位置で試行錯誤していて、
まだ「これだ」という所まで来ていない。

指の動かしやすさは、
例外があるかどうかと関係ない。
しかし例外がない、
というのは配列として美しい。

このジレンマと闘っている感じ。



配列図。右手のシフト部が動く。

【単打】
 きてし← →削るすへ
ろひとかっ くあいうー
けほはこそ たなんられ

【シフト】
 ねりめ< >さよえゆ
せぬにまち わのも や
  を、そ お。むふつ
(シフトの未定義部は単打が出ます)

や、えがオリジナル位置に戻れたので頗る快適。
問題は/裏の「つ」で、
これによって右小指が3%から4%に頻度が増えた。
それで痛くならないか、また検証していくことになる。

あと「しゅつ」などでP/の段越えが発生する。
技術や美術などが大変になった。
これをどう評価するかだな。


例外がないのは原理的に美しい。
しかし排他的配置という厳しい制約に、
「例外無し」という更に厳しい制約がついてしまった…

運指がどうしても気に入らなければ、
例外処理を作ってもいいか、などと考えながら、
現在のバージョンがサラサラ打てたらいいんだけど、
などと評価打鍵中。

むずかしい。答えがない探索だ。
posted by おおおかとしひこ at 23:46| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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