「ぬ」はカナの中で最もマイナーである。
(小書き、ヴを除く)
出現率は1%を切り、0.05%という統計もあるくらい、
殆ど出てこない。
だからといって、言葉を形成しないわけではない。
ぼくが「ぬ」の位置を決めるとき、
以下のような言葉を打ちやすいように気をつけている。
盗む、塗る、抜く、抜きん出る、
濡れる、縫う、ヌレヌレ、ヌルヌル、
絹、布、沼、主、ぬくもり、ぬるい、
来ぬ、せぬ、ならぬ、死ぬ、ぐぬぬ、解せぬ
ヌーベルヴァーグ、ヌード、ヌードル、カヌー、
キアヌリーブス、宝ジェンヌ
頻度的にはQにほりこまれても仕方のないカナである。
(事実JISカナでは1の位置だ)
しかし言葉の一部を成す以上、
連接しやすい位置にいるべきで、
Qとか1ではうまく連接できないと思う。
指の達人なら話は別だが、
ぼくは指の達人ではないので。
新下駄はBL、飛鳥は右U、親指シフトは右N、新JISはシフトP。
それぞれ工夫を凝らした位置。
新JISは適当感があるな。
親指シフトはいい位置すぎないか。
いや、右シフトが打ちにくい位置で、冷遇かも。
薙刀式の現在はシフトS。
優遇?
僕にとって一番嫌な左薬指だから、かなりの冷遇。
そして左薬指のホームは僕はWの上段じゃないかと考えているので、
中段は冷遇かなあ。
ということで、
エアポケットのようなシフトSは、
色んなキーと連接はしやすいので、
案外盲点だな、などと考えている。
しかし色んな配列のシフトSを見ると、
新下駄はじ、さ、
飛鳥はあ、お、
親指シフトはあ、
新JISはへ。
僕には新JISあたりの感覚が丁度いいくらいだ。
「ぬ」までちゃんと連接を考えているか。
配列の完成とは、そこまでやるべきだと思う。
2020年01月13日
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