という仮説。
僕はずっと昔から撫で打ち派だ。
Macで育ったからだと思っていたが、
そうでもないのでは、と気づいた。
手書きの時に、
手のひら下、小指側(豆状骨)を付けて書くではないか。
鉛筆やボールペンだと、誰でもやっている方法だと思う。
ここを中心にして円を描き、曲線を書く。
大筆では手首を付けないが、小筆では手首をこれと同様に付けて書く。
ちなみに僕は高校生の頃大阪府のコンテストに入賞したが、
大筆ではなく小筆部門だった。
昔から絵を描くのも丸ペンの細いやつのほうが得意だ。
ということで、
僕にとって「書く」とは、
豆状骨を中心に円を描くことではないか、
と思い至ったのだ。
撫で打ちの感覚は、まさに字を書いているように、
円を使っていることだからだ。
前に手首を付けるときに、
この部分を付けることで円を描くことになり、
腱鞘炎になったことは書いた。
とくに左がひどく、
左に傾いたロウスタッガードは二度と使わないという文脈でだ。
で、手首を浮かす派閥も存在する。
そういう人は、
おそらく僕の考える「書く」という行為とは、
違う尺度でキーを打っているのだな、
ということが突然分かった。
僕にとって書くという行為は、手首を中心に円を描くことだ。
だからキーボードも同じ使い方をしてきた。
もしこれがキーボードの標準的な打ち方でないのだとしたら、
僕は違う道具のやり方で違う道具を使ってきたことになる。
ここまで違うとは思っていなかったので、
じゃあどうすればいいのか、何が正しいのかは、わからない。
猫の手で、指先を落とすように打つやり方は、
僕には字を書いている感じがしない。
困った。
キーボードを捨てて手書きに戻るか、
キーボードをその打ち方でベストになるように、
キーボードを変えるのか、
二択になりそうだ。
で今僕は、後者をずっとやっているのだな、
ということが分かってきた感じ。
そもそも、手書きの時は、
豆状骨だけが机に付くのではなく、
豆状骨から小指の根元全体の「面」で付く。
手刀全体というか、
鉛筆のノートをこすって黒くなる部分。
しかしキーボードを使う時は、
点だけが擦りつけられる。
ここには神経が通っているので、
なるほど腱鞘炎になりやすいわけだ。
ちなみに、
自分の手のひらのその部分の写真を撮っておく。
こんな感じ。
左右とも変色して、タコのようになっている。
そもそもこれはキーボードの間違った打ち方なのだろうか?
突然疑問に思ったのだ。
こうならないキーボードの打ち方で、かつ「書く」って感覚のものはないのかしら。
2020年01月13日
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