2020年01月13日

【薙刀式】撫で打ちは手書きの名残り?

という仮説。


僕はずっと昔から撫で打ち派だ。
Macで育ったからだと思っていたが、
そうでもないのでは、と気づいた。
手書きの時に、
手のひら下、小指側(豆状骨)を付けて書くではないか。

鉛筆やボールペンだと、誰でもやっている方法だと思う。
ここを中心にして円を描き、曲線を書く。
大筆では手首を付けないが、小筆では手首をこれと同様に付けて書く。
ちなみに僕は高校生の頃大阪府のコンテストに入賞したが、
大筆ではなく小筆部門だった。
昔から絵を描くのも丸ペンの細いやつのほうが得意だ。
ということで、
僕にとって「書く」とは、
豆状骨を中心に円を描くことではないか、
と思い至ったのだ。
撫で打ちの感覚は、まさに字を書いているように、
円を使っていることだからだ。


前に手首を付けるときに、
この部分を付けることで円を描くことになり、
腱鞘炎になったことは書いた。
とくに左がひどく、
左に傾いたロウスタッガードは二度と使わないという文脈でだ。

で、手首を浮かす派閥も存在する。
そういう人は、
おそらく僕の考える「書く」という行為とは、
違う尺度でキーを打っているのだな、
ということが突然分かった。


僕にとって書くという行為は、手首を中心に円を描くことだ。
だからキーボードも同じ使い方をしてきた。
もしこれがキーボードの標準的な打ち方でないのだとしたら、
僕は違う道具のやり方で違う道具を使ってきたことになる。

ここまで違うとは思っていなかったので、
じゃあどうすればいいのか、何が正しいのかは、わからない。
猫の手で、指先を落とすように打つやり方は、
僕には字を書いている感じがしない。

困った。
キーボードを捨てて手書きに戻るか、
キーボードをその打ち方でベストになるように、
キーボードを変えるのか、
二択になりそうだ。
で今僕は、後者をずっとやっているのだな、
ということが分かってきた感じ。


そもそも、手書きの時は、
豆状骨だけが机に付くのではなく、
豆状骨から小指の根元全体の「面」で付く。
手刀全体というか、
鉛筆のノートをこすって黒くなる部分。
しかしキーボードを使う時は、
点だけが擦りつけられる。
ここには神経が通っているので、
なるほど腱鞘炎になりやすいわけだ。


ちなみに、
自分の手のひらのその部分の写真を撮っておく。
こんな感じ。
7F57FB2C-67D8-48FB-8D49-CA3A526EEBE0.jpeg

44A8966E-3866-4109-A3EE-FAA3B1C4DFB4.jpeg

左右とも変色して、タコのようになっている。
そもそもこれはキーボードの間違った打ち方なのだろうか?
突然疑問に思ったのだ。
こうならないキーボードの打ち方で、かつ「書く」って感覚のものはないのかしら。
posted by おおおかとしひこ at 23:00| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。