2020年01月14日

【配列】継配列

なる新配列が、いろは坂のめんめんつさんから提案された。
https://mobile.twitter.com/mentype2/status/1216672204047282176


中指2種後置シフトで、
あるカタカナを、「そのまま、一画削る、一画足す」
という分類法によって分けた、
という点がユニーク(唯一)だ。

葦手入力は、
「カタカナの合成で漢字を出す」漢直入力方法だが、
これは「カタカナは元々漢字の一部を切り取ったもの」
という国語学の深い知見に基づいて作られたものだ。

一方継配列は豪快に無視して、
「カタカナの形だけ」に注目して作られている。

そこで重要なのは、
「高頻度文字を単打に、低頻度をシフト側に」
という新配列の常識を持ってきたところ。

国語学の知識ではなく、あくまで、
打ちやすさの最適化がメインであるということだ。

一画削る、足す、はあくまで記憶のしやすさに配慮しただけ、
という割り切りがおもしろい。


しかも30範囲内にBSもエンターも入ってるし、
カナ範囲だけで見ると26なので、
薙刀式の「カナ範囲最小」は抜かれたことになる。(悔しい


実際の打鍵動画が非常に参考になる。
まだヨチヨチ歩きの段階の動画で微笑ましいが、
打鍵音に対して進みは早いので、
打鍵効率は良好と思われる。
打鍵音が動画で重要なのは、こうしたことが雰囲気でわかるからだ。

また、動画からは時々句読点と濁点を間違えていることもわかる。
配列表を見る限り、
「カ゛切」が、
「が」になるのか「か、」になるのか分からない。
間に確定や変換を挟まないといけない?


個人的な好みでいうと、
BSとエンターがFJでもいけるんちゃう?
って思ってしまった。
そ、れ、くあたりが二打なのがやや気になるが、
こなれてくればそれも気にならないかも知れない。

QPTYあたりにもそこそこのカナが来ていて、
広範囲が自由なめんめんつさんならではの広さだ。

しかしメジャー音がほぼ単打に来ていて、
流石だなあと思う。
月配列と同系ではあるが、
どれくらいの伸び代があるかはまだ不明だ。



このような「ずっと最初から最後まで打っている動画」
があることで、リカバリーはどうするのか、
などのゲーム動画では見れない部分が見えて、
大変興味深い。
最初の継ぎ字と切り字を間違えて訂正する所など、
なるほどね、BSとエンターが近くて楽だし、
カーソルは下一列設定か、
などとわかるわけだ。
選択のためのシフトはとか、入力キャンセルのESCはとか、
思った時にも探せる(根気よく見れば)。

「思い通りにカナをタイプする」は入力の半分でしかなくて、
ミスや文章の修正やIME操作などが残り半分を占めると思う。
タイプ速度が速くなればなるほど、
後半部の比重が大きくなる。
(この後半部をやるために、薙刀式では編集用の面を2面持っていて、
これも含めて入力式であるということは以前書いた)

こういうことを、カナ配字とどうバランスしているのかは、
このような動画でしか分からないわけだ。
(勿論会って生で見れるのが一番だけど)

僕はデフォルトのエンターもBSもカーソルも、
ありえないほど遠いと考えているため、
このような動画はとても興味深い。


動画の効用としてさらに挙げられる点は、
作者のめんめんつさんは、
非常に指が長く、打鍵力も強いことがわかること。
打鍵音から茶軸(55g)が推測されるが、
底打ちも非常に強い。
ステンレス筐体かしら。
かなり硬そうで、ルパン三世のタイプライターのよう。

半ば打ちしかしない僕とは対照的な指遣いであることがわかる。

これくらいの長さ、強さがあるから、
4段配列のいろは坂を使いこなせるのだな、
と想像ができるわけ。


ともあれ、このような意欲的な配列、
意欲的な動画は大歓迎だ。
メイン配列が頭打ちになると人は別の配列に浮気するものかも知れないが(笑、
継配列の快速動画も見てみたい。
posted by おおおかとしひこ at 15:37| Comment(4) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大岡さんに紹介して欲しくて動画化したようなものなので、記事にしてくださり大変嬉しいです。ありがとうございます。

qwertyのほうもご紹介ありがとうございます。qwertyで速い動画出すとまた余計な誤解する人がいるので(継配列動画が霞んでも嫌なので)ツイ消ししちゃいましたが、キーボード研究やqwerty批判の資料として活用していただくのは大歓迎です。

中指シフトキーもかなキーとしてカウントするべきだと思うので、継配列は28キー配列で良いです。。
句読点はお察しのとおりです。濁点半濁点と一緒にしたせいで、濁音になりうる清音+読点で確定か変換が必要になりました(まだ試してませんが句読点を確定出力にすればそこまで違和感ないと思ってます)
BSエンターを配列に含める事は薙刀式の影響です。fjも良さそうですね。私は人差し指連打をかなり嫌うので避けましたが、一般的な意見も気になるところです。
動画のキーボードは青軸です。

いろは坂とは違い、ふつうに人に勧められる配列を目指しましたが、
小指はNICOLAですら9%だし7%代に落とせばまぁいいかだとか、
薬指は指の独立要する連接は辛いけど、交互打鍵メインの濁点やBS連打ならそこまで苦にならないはず、
などと妥協してます。。


Posted by めんめんつ at 2020年01月14日 18:49
>めんめんつさん

単純にFJをBSエンターにしたらインパクトあるかなあと思っただけです。笑

句読点確定は人によると思っていて、僕は長い文章を句点こみで変換したいときもあるので、ずいぶん悩んだ記憶があります。
読点も確定ありかどうかでも悩ましいですね。
結局薙刀式では、「句点確定なし、読点確定」で、「最大一文単位で変換確定」のスタイルに落ち着きました。

薬指小指の頻度はあのへんかもですが、読点がXなのはしんどいのでは…(Zのほうがまだ楽?)

あのキーキャップだとホーミングキー(FJだけ凹んでいるやつ)のせいで、P位置が異常に打ちにくそう…
でもいい感じのキーキャップを探しはじめると、沼が…
TALPさんあたりがDSAを揃えるのは楽かも。最安がこのへん。
https://talpkeyboard.stores.jp/items/5b6e9c985f786672480022be
Posted by おおおかとしひこ at 2020年01月14日 20:07
句点だけ確定なしは面白いですね。変換中に文節移動を駆使するスタイルだとそれがよさそうですね。

読点Xがしんどい説は念頭に入れときます。。
濁点・半濁点は覚えやすさ重視で同じ指にしようとして、その流れで句点・読点もこの位置になりました。
加えて、句読点は一息付くところであり、多少前後の繋がりが悪くなっても気にならないという私見もあります。

実は今のもTALPさんで購入しました。。FJ凹んでるのは不覚でした。
キーボードの上側から沼に浸かりたいと思います。
Posted by めんめんつ at 2020年01月14日 21:29
>めんめんつさん

読点の連接はたしかにそうなんですが、
頻度がトップ10くらいなのでしんどいんじゃないかなあと思いました。
濁点半濁点と句読点というビジュアル繋がりは継配列の利点だと思うので、
位置調整でなんとかなる?でも並べたいよなあ…

あと青軸だと月配列系はやりやすいかもですね。
シフトした感覚がわかりやすそう。

僕もPCBなどの中心電子設計部分ではなくて、
周辺の沼にいます。それも沼人。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年01月14日 22:51
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