顔じゃないよね。声でも服でもないよね。
それは脚本には関係ないからね。
キャラ?
それじゃストーリーじゃなくてもいいよね。
YouTuberでいいじゃんってなってしまう。
僕は、「行動」だと思う。
普段どんだけかっこよくたって、
肝心な時に逃げる奴は最低だ。
普段どんだけかっこ悪くても、
肝心な時に責任を取ろうとして、
自ら切り込んで行こうとするから、
かっこいいのである。
そして実は、
ストーリーとは逆境を行動で変えていくことだから、
主人公の魅力を描くために逆境があるのだ、
とすら言えるのだ。
男の中の男で、
どんな苦難もすごい行動で乗り越えてもいい。
(「バーフバリ」はその王の中の王が主人公で、
みんな惚れちゃうつくりである)
傷つきやすくて脆いけれど、
逃げちゃいけない時は留まって、
大事なことを通す様も行動だ。
大から小まで、やり方は千差万別だ。
極端で漫画的で嘘みたいな行動から、
リアリティのある行動まで、
どんなものを選んでも良い。
ただし、それを選んだら色を変えないこと。
ストーリーのジャンルとは、
その行動様式のことだと僕は考える。
人が飛び炎に包まれても生きている男、というジャンルなのか、
はたまた仲間は死ぬが運良く生きる男、というジャンルなのか、
普段バカにされているがこの時だけは男を見せる、というジャンルなのか。
ここでは男を例に出したが、勿論女でもいい。
女こそ、見た目が可愛いとかスタイルがいいとか、
そんなことをシナリオに書いてもしょうがない。
どうせ美人女優がやるんだからなんでもいい。
内面の魅力、
それもただのキャラではなく、
「行動」が魅力的かどうかだ。
それは、危機に対して、
どう考え、何をするかで決まる。
何をするかを見せれば、どう考えているかはわかる。
何をするかが、
そのストーリーの主人公の魅力で、
それが殆どそのストーリーの魅力と一致していく。
決して褒められるべき優等生である必要はない。
私たちより少しだけ勇気があり、
私たちより少しだけ考えて、
私たちより少しだけ行動力があれば、
主人公の魅力があると言えると思う。
2020年01月23日
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