リライトの時に有効な方法。
逆から読む、といっても、
最後の文字から最初の文字に逆再生するわけではない。
ラストシーンを読み、
その前のシーンを読み、
その前を…
と、シーン単位くらいで逆再生する方法である。
ただ全部読むのはしんどいので、
拾い読みのレベルで僕は十分役目を果たすと僕は思っている。
どういう効果があるかというと、
「未来の文脈を見据えた今」
が出来ているかどうかの確認だ。
あとあとこうなるから、
今全く違うことにわざと注目させているかどうか、
あるいはここの伏線解消の伏線部分は機能しているか、
などの、
逆算の計算が成り立っているかを、
大きな流れとして見るためにある。
勿論プロットでやってもいいんだけど、
実際の原稿でやった方が面白い。
キャラクターは自分の言葉を喋り、
場面の緊急度合いは高いからだ。
そのリアリティの色を実感した上で、
前の方のリアリティはどうだったかな、
などと見ることが出来る。
あとあとこういうことになるのなら、
この時気づけなかったのか、
などのチェックも可能だ。
後悔は、全部終わってから、
頭の中で再生した時に起こる。
あの時ああ出来たはずだ、
この時こうしていれば。
それを、逆からチェックしていく方法論だ。
パラパラとめくっているだけで、
あれはああしておくべきでは?
などというアイデアが出てくることもある。
それが効果的かどうかは、
頭から見ていってチェックするといいだろう。
ストーリーの鑑賞時は、
勿論頭から順に見ていくが、
終わった後はアットランダムにバラされるものである。
その時のツッコミを、自分で入れてみるのだ。
2020年01月30日
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