手首は自然に構えた時、やや外旋している。
つまり完全水平になっていない。
真っ直ぐ手を出して手の平を下に向けたようには、
指は構えていない。
これはつまり、
指は手にY方向に斜めに当たっているということだ。
僕の構え方でいうと、ホーム段に構えた時、
人差し指が30度くらい外に傾き、
小指が45度かそれ以上傾いて接している。
中指と薬指はその間の角度。
これは、前から見ないと自覚できない。
僕はタブレットを前に置いたときに、
画面が立ち上がってない黒い画面の反射で、
自分の構えを前から見て初めて気づいたことだ。
普通の平面のキーボードでは、
キートップは縦にシリンドリカル(円筒形)に抉れている、
これは指の形がこうで、
等しくどの指も真っ直ぐ当たる(だろう)、
ということを前提にしたものだと思う。
実態はそうではない、ということに僕は最近気づいた。
腕を真っ直ぐ前に出し、手の平を下に向け、
指を真っ直ぐ伸ばせば、そのようなキートップの形でもいいと思う。
しかし肘を曲げ、手首ないし前腕を机かヘリに付け、
手首をやや起こして指を丸めて、
キーボードの前に構えると、
手首は外旋して、
指は等角度でキーに当たらなくなる。
直角直角のような世界ではないらしい。
左右分割キーボードでは、
これに合わせたテンティング(真ん中を上げること)
をすることがある。
最初それがいいと思ってたけど、
親指キーも上に上がってしまうので、
僕は現在左右方向は水平のまま使っている。
前後方向、つまりチルトは、奥2mm上げくらいで、
微妙に親指を押しやすくしている。
人差し指、中指、薬指、小指は、
全部同じ角度でキーに触れていない。
1. 等角度に触れるような3Dキーボードを作る
2. 異なる角度前提で運指を練る
どちらが正解だろう。
1. の為には、球っぽいキーボードがいいのかな。
横方向は凸だが、縦方向は凹な感じが、
ベストかもしれない。
それを作ってみたが、2. の平面で十分だよ、
人間の適応力の範囲さ、
となるかも知れない。
3Dキーボードでそのタイプはまだないので、
作る人と話すか、自分で作るしかないようだ。
キーキャップが逆台形をしてないと、1.を普通に作るとキー間が空きそうだなあ。
(タイプライター時代、
試行錯誤の一環として半球型のタイプライターがあるんだよね。
ハンセンのライティングボールでググってどうぞ)
この角度の差には、個人差があるのかも知れない。
これまた運指が人によって変わってくるのだろう。
2020年01月31日
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