2020年01月31日

アップダウン

どうやったら作れるのか?
僕は前から作っていくのではなく、
後ろから作っていくのだと考えている。


どういうことかというと、
嬉しいことがあるなら、前を辛くすればいいと思う。
辛いことがあるなら、前を幸せにすればいいと思う。

後に来る、
嬉しいことや辛いことは、
既に書かれている。
どう嬉しくなるか、どう辛くなるかは出来ている。

その前を逆に作り直せば、
アップダウンの落差が大きくなる。

前から作るとこれは難しい。

前を嬉しくしたはいいが、ここからどう辛くすればいいんだ?
前を辛くしたはいいが、ここからどう嬉しくすればいいんだ?
と、
途方に暮れてしまうこと間違いない。

だから思いつかなくて、
ご都合に逃げがちになるんだと思う。


つまり、
アップダウンは、リライトでより膨らませられる。
出来ているストーリー展開を、
さらに面白くするスパイスに使うのだ。
スパイスだけ振りかけても、
展開が出来ていなければただの粉でしかない。

出来てもいないうちから、
「よし、アップダウンを作ろう」
と思っても出来るものではないと思う。

全体の流れが出来ているときに、
はじめて増幅装置としてアップダウンを計算すればいいと思う。


うまくいけば、
ああなると思ったらこうなり、
こうなると思ったらああなる、
と、いい意味で裏切られて、
その先を見たくなるものになるに違いない。

順目で作ったら、
のっぺりとしただらりとなるものになるとしたら、
わざとアップダウンを作ればいいのだ。

次の展開の逆を、今書けばそれだけでいい。


そしてアップダウンが出来たら、
その嬉しさの前に辛さを、
その辛さの前に嬉しさを、
なんて二段階、n段階にすることだって出来る。
話のスピード感との相談だけど。
posted by おおおかとしひこ at 23:12| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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