2020年02月01日

【薙刀式】「qwertyローマ字で日常で困ることがない」の日常

qwertyローマ字がデファクトスタンダードである理由は、
「qwertyローマ字で日常で困ることがない」
という、ごく普通の感覚だと思う。
「多少不便とか不合理があるのは認めるけど、
自分としては日常で困らない」
が、それを固定する理由だと思う。

そんな日常とは、どの程度だろう?


僕は一日2000字ぐらいなんじゃないかと思う。
多くても5000字ぐらいかな。

僕はこのブログが日常だけど、
一記事あたり2000字くらいなので、
2000から5000くらいが日常書く字だろうか。

ここくらいまでなら、
qwertyローマ字でも困らないと思う。
なんならこのブログは、
一日分ぜんぶフリックで書くことすらある。

一般的なビジネス業務っても、
一日5000字行かないんじゃないかなあ。

それでも沢山メールする営業さんなどは、
とてもqwertyが速い人がいて、
時々びっくりするくらい速い人をカフェで見かける。

でも速いことと沢山書くことは必ずしも一致しない。
だからその人が一日1万字書くのか、
2000字なのかは分からない。


長文を仕事にする人、
ライター業、小説家、脚本家、
法律関係、研究者などは、
一日何千字打つのだろうか?

繁忙期と閑散期があると思う。
書くときは2万字、書かないときは0、
みたいなこともあると思われる。


qwertyローマ字は、
深い考えをガッツリ書くのに、
向いてないと僕は思う。
思考と深いところでリンクしていない。
手先、口先から出た言葉で、上滑りしていると思う。

それは、「操作に手数がいるから」
だと僕は考えている。

手数というのは、打鍵数や、左右上下に散った導線、
BSやエンターやカーソルやESCの遠さ、
漢字変換の手間、
などを含む。

そのせいで、深い思考とのリンクを邪魔していると思う。
つまり僕は、qwertyローマ字を無意識化できなかった。


僕は今でも本気の原稿は手書きで、
ペン一本だと手数が最小だからだ。
消しゴムもフリクションも使わない。
ごにゃごにゃと消すだけ。
それはペン一本に、手数をまとめるためだ。

この思考の深い部分とのリンクに、
qwertyローマ字は届かない。
脳の別のところを割かないと使えない。


日常で使うのにqwertyローマ字は困らないという人は、
日常レベルの思考や発言だからではないか、
と僕は考える。

もっと深いことを考えるときには、
qwertyローマ字とデフォルトの入力方式は、煩雑すぎる。


深いこと、というのは文字数で1万字くらいのまとまりだと思うが、
文字というのはいくらでも水増しできるので、
単純文字数では考えず、
「よく練られた文章」ということで考えたい。
よく練られた文章2000字は、
バカみたいな1万字の何倍も労力がかかるしね。


つまり、「qwertyローマ字で困らない日常」
なんて5000字程度の、
たいして頭を使わない、
口から出まかせレベルの思考だ、
と言ってもいいくらいだ。

それしか文字を書かない人は、
qwertyローマ字で困らないと思う。

僕はそれ以上のことをやる時に、
qwertyローマ字では人生を考え直すほど困難を覚えた。
一日6000字が限界だったな。それもコピー打鍵で。
ペンなら1万字書くことが出来ても、
PCオンリーでは2000字くらいが限界だった。



デファクトスタンダードは、
メールやツイートするレベルの日常までしか保証しない。
それ以上のことをやる設計になっていない。

僕は沢山書きたいし、もっと深いところに行きたい。

薙刀式でようやく、
ブログを書くときや、
練った文章のコピー打鍵なら、1万字くらい苦もなくできるようになった。
qwertyローマ字だったら、
このブログの毎日の生産量はないと思うし、
小説をコツコツ業務の合間に書くことも出来ないと思う。

つまり、僕の日常は、qwertyローマ字では困る。


デファクトスタンダードは、
困らない人には困らないだろう。
困る人は困るということだ。

身障者用トイレを作ることと同じだ。
デファクトスタンダード弱者に、
配慮をしてくれ。
トイレと違って、税金の投入は要求しないんだぜ。


あなたの日常は、他の人には非日常かも知れない。
だから、「私は困らない」には意味がなくて、
「困ってる人がいることに対してどう考えるか」
だと思う。
posted by おおおかとしひこ at 13:06| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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