エンターは遠くない、BSやーも、
なんて意見はよく見る。
でも僕の主観的にはとても遠い。
で、よく考えてみたら、
そもそも小指が、俺から遠い場所だったわ。
どういうことかというと、
僕にとって中指が既に遠いと思うのだ。
ファミコン時代でいうところの、
Aボタンが人差し指で、
Bボタンが中指の感じ。
つまりメインボタンは人差し指で、
中指は補助ボタンの役割。
スーマリでいえばジャンプがA、ダッシュがBだったね。
僕の言葉や操作というものは、
人差し指を基準としていて、
そこから遠いものは全部遠いと考えているようだ。
中指ですら補助指なのだ。
薬指はそのリザーブで、
小指なんて知らんわ、くらい遠いのだ。
そういう意識で、
そもそもキーボードなぞ触るなや、って感じ。
僕には10本指で操作するイメージが全く湧かない。
人差し指メインで使って、
中指と親指を補助に使う、
という程度が、
筆でも箸でも共通だろう。
(箸は薬指も使うか。だから右薬指は左薬指に比べて動くのかも)
僕の意思は人差し指に宿る。
他はどんどん遠くなる。
小指外なんて遠くの二乗。
エンターやBSやーは、宇宙の果てに僕には思えている。
「遠くないよ」という人は、
小指ホームまでが少なくとも自分の意識の範囲なのだろう。
「遠いよ」という僕は、
FJまでが僕の意識の範囲のようだ。
(DKは補助範囲)
自我を拡大して、Aから;まで自分の意思の及ぶところと、
認識できるのだろうか。
三年くらいブラインドタッチを頑張ったけど、
やっぱりできてないから無理なんだろう。
自分の意思を100で示すと、
中指で50、薬指で10、小指が2くらいかな。
これが、100、100、80、70くらいの人は、
十分にキーボードを広く使えるのだろう。
動画を見ればわかるけど、
2/100よりは、僕の小指は動いてると思う。
しかし「自分の意思がキーボードに伝わっている」
という感覚はとても希薄だ。
だから靄のかかった感覚で、
遠いエンターやBSを触っても、
まったく実感がないのだと思う。
薙刀式は、
エンターもBSもIMEオンオフも人差し指に、
カーソルやショートカットのメインを、
人差し指中指範囲に収めた、
極めて人差し指重視の配列だ。
それはもはや、
「俺は人差し指だ」の宣言のようだ。
「なぜこんなに人差し指を使うのだ、
薬指や小指や、その外側が遊んでいる、
勿体ないではないか」
と思うキーボード強者もいるかもしれない。
そういう人は、
薙刀式のベースの思想が異なるんだな、
などと思ってくれれば良いと思う。
弱い小指や薬指に沢山仕事をさせるべきではない、
というのは合理性の言い訳にすぎず、
本音のところは、
僕は「自分」から遠いところが嫌なのだろう。
「自分」はどこまで自分自身か?
僕は人差し指までだな。
左人差し指すら怪しいな。
2020年02月06日
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