2020年02月06日

【薙刀式】僕にとっては小指は「遠い場所」

エンターは遠くない、BSやーも、
なんて意見はよく見る。
でも僕の主観的にはとても遠い。

で、よく考えてみたら、
そもそも小指が、俺から遠い場所だったわ。


どういうことかというと、
僕にとって中指が既に遠いと思うのだ。

ファミコン時代でいうところの、
Aボタンが人差し指で、
Bボタンが中指の感じ。

つまりメインボタンは人差し指で、
中指は補助ボタンの役割。
スーマリでいえばジャンプがA、ダッシュがBだったね。

僕の言葉や操作というものは、
人差し指を基準としていて、
そこから遠いものは全部遠いと考えているようだ。
中指ですら補助指なのだ。
薬指はそのリザーブで、
小指なんて知らんわ、くらい遠いのだ。

そういう意識で、
そもそもキーボードなぞ触るなや、って感じ。


僕には10本指で操作するイメージが全く湧かない。
人差し指メインで使って、
中指と親指を補助に使う、
という程度が、
筆でも箸でも共通だろう。
(箸は薬指も使うか。だから右薬指は左薬指に比べて動くのかも)

僕の意思は人差し指に宿る。
他はどんどん遠くなる。

小指外なんて遠くの二乗。
エンターやBSやーは、宇宙の果てに僕には思えている。


「遠くないよ」という人は、
小指ホームまでが少なくとも自分の意識の範囲なのだろう。
「遠いよ」という僕は、
FJまでが僕の意識の範囲のようだ。
(DKは補助範囲)

自我を拡大して、Aから;まで自分の意思の及ぶところと、
認識できるのだろうか。
三年くらいブラインドタッチを頑張ったけど、
やっぱりできてないから無理なんだろう。

自分の意思を100で示すと、
中指で50、薬指で10、小指が2くらいかな。
これが、100、100、80、70くらいの人は、
十分にキーボードを広く使えるのだろう。

動画を見ればわかるけど、
2/100よりは、僕の小指は動いてると思う。
しかし「自分の意思がキーボードに伝わっている」
という感覚はとても希薄だ。

だから靄のかかった感覚で、
遠いエンターやBSを触っても、
まったく実感がないのだと思う。


薙刀式は、
エンターもBSもIMEオンオフも人差し指に、
カーソルやショートカットのメインを、
人差し指中指範囲に収めた、
極めて人差し指重視の配列だ。

それはもはや、
「俺は人差し指だ」の宣言のようだ。

「なぜこんなに人差し指を使うのだ、
薬指や小指や、その外側が遊んでいる、
勿体ないではないか」
と思うキーボード強者もいるかもしれない。
そういう人は、
薙刀式のベースの思想が異なるんだな、
などと思ってくれれば良いと思う。


弱い小指や薬指に沢山仕事をさせるべきではない、
というのは合理性の言い訳にすぎず、
本音のところは、
僕は「自分」から遠いところが嫌なのだろう。


「自分」はどこまで自分自身か?
僕は人差し指までだな。
左人差し指すら怪しいな。
posted by おおおかとしひこ at 23:52| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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