ストーリーというのはそういうことだと思う。
知らなかった世界を知ること。
知らなかった世界の法則を知ること。
知らなかった常識を知ること。
そうじゃないかと薄々思っていたが、やっぱりそうだと思うこと。
教訓。
警告。
そういうものがないものは、
ただのから騒ぎになると思う。
じゃあ蘊蓄を並べればいいかというと、
それはただの百科事典だ。
それを面白おかしく紹介するのは、
ただの編集者で、作家ではない。
あなたの中から出てくる、
新しい何かを知りたいのだ。
そしてそれを、
主人公が体験し、冒険した結果、
得たものとして、
知りたいのだ。
それが全く知らないことでなくてもいい。
すでに知っていることでもいい。
しかし体験は血肉になる。
ストーリーとは、とある人生の疑似体験だ。
何か新しいことを知ることのなかった体験なんて、
ただのなにもなかった日のことで、
そんなの過ごす意味がなかったのだ。
その最低レベルは雑学で、
その最高レベルは、人生が生まれ変わる体験だ。
だから、至高のストーリーは宗教と近接する。
無知の人が引っかかる、
特定マーケティングが可能という点でも似てるね。
2020年02月08日
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