最近リライトしてる二幕前半部分。
ここが凄い苦手で、何度も大工事している。
その中で、引いた目で見ると、
二幕前半を一本の話だと思って三幕構成すると、
割と楽に構成できたと感じた。
特に効果的だったのは、
第一ターニングポイントと第二ターニングポイントを設けること、
ミッドポイントで「かりそめの敗北をする」こと、
ミッドポイントと第二ターニングポイントの間の、
ボトムポイントで死の気配を感じて、
洞窟を抜けること。
そのあたりか。
二幕前半の第三幕、つまりクライマックスが、
全体で言うところのミッドポイントになるようには、
最初からしていたのだが、
それ以外の出来事も、
三幕構成の要素の順に並べ直したほうが、
うまく話が流れたように思う。
特に、二幕前半全体の中の折り返し点に、
ミッドポイントの役割の一つのパターン、
「かりそめの敗北」を持ってくることで、
全体から見れば、本筋から外れないためのピンチ1になっていることに気づいた。
かりそめの敗北を喫することで、
その前は全能感溢れる勝利感、
そのあとは、みじめスタートからの這い上がり、
に、
前後半でうまく起伏を作れたように思う。
参考にされたい。
「起承転結の承の中にまた起承転結があるのだ」
という言い方ではこの感覚を捉えきれない。
「既に用意された魅力的なエピソード群を、
三幕構成理論的に再解釈して並べなおすと上手くいく」
くらいに捉えると、使い勝手がいいだろう。
2020年02月09日
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