2020年02月24日

【薙刀式】800字変換後/10分はかなりのハイペース

これを1時間維持できれば、
4200字/hの原稿が出来る計算だ。

そんなに書ける?そもそも。



10分や20分程度の集中力だと、
1000や1500で書くことは可能だろう。
1000字〜3000字くらいは、
いけると思う。

これは僕にとっては短距離走。
思考が一気に繋がっているので、
無呼吸で走る感覚に近い。

中距離走は呼吸を伴うので、
思考の中断やスマホみたりトイレに行くことを、
それにたとえようか。

だとすると、
一時間〜二時間が1セットになりそうだ。

800のペースを維持すると、
これで4200字〜8400字書けることになる。
二時間半やれば1万字に相当する。

これは非常識にハイペースだ。


作家の一日生産量は3000〜5000、
作業時間は3〜5時間と言われている。
調べ物や構想は含まず、純粋に執筆時間だ。
逆にいうと、一日の残り時間は、
調べ物や構想にずっと使う毎日が、作家の日常だ。
(サボってるわけじゃないんだよ。
外から見ると同じに見えるけど)

これは長距離、
本一冊10万字程度を書くためのペース配分である。


射程が遠ければ遠いほど、
文字数のペースは落ちる。

10万字(本一冊): 3000〜5000/d、170/10分
清書作業: 4000〜8000/2h、800/10分
ブログ程度: 1000〜2000/15分、1000/10分

くらいだと、感覚的に言えるだろうか。

作業時間が長くなればなるほど、
執筆そのものよりも思考時間が増える。

首尾一貫性や係結びや、構成のことなど、
表面に現れていない量が増えるからだ。
(逆に、誤字脱字狩りや、
事実の裏取りなどは、目に見えている字数に比例する要素)


短距離走をブログに喩えたが、
僕はこれまでタイパーの競技レベルを短距離走に喩えてきた。

このスパンで見れば、
タイパーの競技はまったく別の競技ではないかと思えてくる。

ブログエッセイレベルが、
僕にとって短距離走だからね。
メールは呼吸レベルだろうか。


タイパーのkpm(key per minute)にどれだけ意味があるのだろう。
kps(key per second)で十分なのでは?
分も競技しないんだし。

瞬きの間にすることと、
一ヶ月の間にすることには、
乖離があると思う。

僕は、一日単位、一ヶ月単位でものを考えたい。

それには800字/10分でも速すぎる(疲れる)、
ということが、
今回やってみてわかった。



配列変更のゴールは1000程度で良い、
(2000あると便利)
という僕の意見はそんなに変わらない。
中距離短距離には有利だ。
それ以上は実用入力では意味がないと思う。

トップタイパーの1000kpmは、
4520字変換後/10分に大体相当する。
(計算式は、×10(10分)÷1.7(ローマ字のカナ打数)÷1.3(漢字含有率)
とした。変換確定作業に取られるからもう少し低くなるだろう)
1000や2000で議論しているときに、
4500なんてべらぼうな数字は、何の意味もないだろう。


作家たちが、不条理で不便なqwertyローマ字を使っていても、
さほど不満の声を上げないのは、
そもそも知らないということもあるけれど、
「想定速度が500字/10分を下回る」
に尽きるかも知れない。


実用入力実用入力いうけれど、
タイパーたちの実用入力の想定はどのへんなのだろう。
彼らは一日何千字書くのかしら。
ブログとかの更新がそんなにない
(長年やってりゃ書くこともないのだろうが)から、
大して書いてないんじゃないの、
と煽ってみるとするか。


競技が違うのに、
数字だけが一人歩きしている。

F1のトップラップと買い物の為のドライブと、長距離輸送を、
同じ基準で語っていると思う。

実用入力は800字/10分すなわち8400字/2hでは、
速い方だと僕は思う。
posted by おおおかとしひこ at 12:54| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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