2020年02月25日

【風魔】80年代前半の回想

風魔究極版の刊行により、
表紙の車田正美近況でみんながちょいちょい反応してて面白い。


あの頃はね、
ツイッターもブログもなかったんだよ。
インターネットもなかった。

先生がどういう人なのか分からなくて、
作品だけが愛されていた時代だ。
逆にすごいよな。
本人の顔も素性もわからないのに、
作品だけで我々は車田正美を神と崇めたんだ。

車田正美がどう生きてきたかなんてわからない。
でも車田正美が何を描いてきたかだけは、
僕らは鮮烈に覚えている。


アイドルも、歌番組の60分間でしか見られなかった。
ベストテンでは、
前説に「最近のお気に入りは、かき氷だそうです」
なんて紹介があって、
そうか、彼女はかき氷にいまはまってるのか、
なんて想像を逞しくした。
週に一回、10秒くらいしか情報がなかったんだぜ。

佐藤健の「恋人かよ!」LINEとは、まったく違う世界だなあ。


フォーカスフライデーは、
その少しあと。
つまり、写真週刊誌やスクープは、
存在しなかった。
(文春はスクープを連発してたのかな。記憶にない。
芸能人が捕まったときくらいじゃないかな)

私生活なんて、何もかもわからなかった。


作品だけが全てで、
近況とか人間性はどうでもいい。

僕の考え方は、
この時代を引きずっているかもしれないな。

(そうそう、コミックスの扉折り返しの、
車田語録にも心を奪われてたなあ)


「私生活を晒しすぎ」の基準は、
僕はこれくらいの感覚だな。
posted by おおおかとしひこ at 22:15| Comment(0) | 実写版「風魔の小次郎」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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