2020年02月26日

【腱鞘炎】肘周りのストレッチ、壁法

長いこと腱鞘炎をやってると、大体肘周りに痛みが蓄積するようになる。
関節が複雑で、全部の腱がストレッチしにくいからだと思う。

半年くらいずっと取れなかった痛みが一発で取れたストレッチ。


左肘の場合。

壁を左にして立ち、左腕を伸ばす。
掌を壁にベタ付け。
壁との距離は、手首と肩まで(腕の長さ)に調整。

まずこれで肘周りを伸ばし、準備運動。

次に同じ姿勢で、
指先を真下に向ける。
つまり腕を180度内旋して、腕を伸ばす。
手首は90度まげて掌をつけた状態。

指もなるべく伸ばすように。
自力で伸ばすより、
腕を伸ばした後に右手で左手の指を一本一本伸ばした方が楽。

この状態で、体勢を微調整し、
痛い部分の腱が、肘から直結していることを自覚する。
あとはそこが伸びている状態になるように、
体勢を微調整。
1ミリずれても他の腱が伸びて、件の腱が伸びない、
肘は複雑な構造なので
(それこそが今まで治らなかった原因。
替りの腱が負荷を負担する構造)、
この微調整が肝。

肩まで繋がっていたり、
二の腕の裏経由で肩甲骨や背骨に繋がっていたり、
首まで繋がっていることが、
伸ばしながら深呼吸していると自覚できる。

伸ばした状態で一分くらい深呼吸していれば、だいぶ楽になる。


次は逆。準備姿勢へ戻る。
ゆっくり戻らないと、伸ばした筋を痛めるので注意。

指を真下に向けるのは同じだが、
掌をつけたまま、左腕を外旋して指を真下に。

今度は別の腱が伸びることだろう。


これは肘関節に付いた、微細な腱を伸ばすストレッチである。
どの腱が伸びるかは、
肘の曲げ方や肩の角度や腰やスタンスなどの、
微妙な体勢で変わってくる。

痛むほどの自覚がある腱を伸ばそう。

また、急性よりも慢性に効く。
痛めてから三日くらいは炎症があるので、
それが収まってから、深い部分の痛みが取れない時に試して欲しい。
表面というより深部のストレッチなので、
ゆっくり慎重にされたい。


これは半年くらい色々体を動かしてきて、
どのストレッチ本にも載っていないものを、
自分で発見した。
体は勝手に治り方をわかっているようだ。

テニス肘やゴルフ肘、野球肘に効くかはわからない。
タイピング肘には効く。


一回だけでも効くが、
間をあけて一日数回やれば、
二、三日で完治する。
僕は完治してしまい、
この半年くらいの肘の痛みはなんだったんだとびっくりしている。
(今朝起きたら痛くないんだよね)


指先の疲労は、
前腕の腱に蓄積し、
上腕、肩、肘の腱に蓄積し、
背中、首にも蓄積する。
どこが凝っているか自覚することは難しいので、
ひとつずつ伸ばして、ああここが原因だったか、
と洗い出して欲しい。

人によって、文によって、疲労の場所は異なると思うので。



薙刀式は親指をよく使う配列なので、
主にその辺由来が多いようだ。
母指球や虎口(ツボ)などをとりあえずはマッサージして、
今日の疲れを明日に残さないようにされたい。
posted by おおおかとしひこ at 08:31| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。