いろは坂のめんめんつさんが、かつてのJISカナの速度を超えたそうだ。
めでたい。
やはり連接を考え抜いた4段単打配列は、
使いこなせれば最速なのかもなあ。
僕の手では30キー範囲くらいまでしか自由にならないが、
4段かつ端から端まで並べられたカナに指が届き、
連接を打てるのなら、
そうした配列の方が速度効率はいいはずだ。
「打てるのなら」という条件付きで、
その条件がかなり厳しいとは思うけど。
これは5段に拡張できるか?
あるいはさらに横に拡張できるか?
自作キーボードがここまで広まってなかった頃なら、
現実的でないアイデアも、
可能になるかも知れない。
Kailhのミッドハイトスイッチなら、
フットプリントは14mm正方のはず。
理論上はピッチを14まで、
バッファをとって14.5までは詰められるはず。
ひとつの指で5段2列の10キー担当とか、
不可能ではないかもしれない。
単純に倍は無理でも、
人差し指と小指3列、
中指と薬指で計3列ないし4列、
な感じになるかも知れない。
親指キーも1Uをたくさん増やして、
沢山のキーを担当させる、
あるいは濁点半濁点などを担当させる手もある。
そもそもキースイッチだって3Dプリントで作れるかも知れない。
円筒形で作れれば、六方最密のハチノス型のキーボードが作れる。
キーキャップも今の形ではないだろう。
もっとエルゴな、Lime40のような3D形状になるだろう。
天キーで見た、指を穴の中に突っ込んで上下左右に振るような、
「キー」ではない形になるかも知れない。
あるいは、フットスイッチ、肘や手首での打鍵、
空中に軌跡を引いたらオンになるスイッチ、
などのデバイス拡張もありにしたとしたら。
タイピングの速度競争は、
形式が似ているからこその競い合いだと思う。
キーボードが急に自由になったら、
チート呼ばわりする人もいるのではないかな。
実戦最速はステノワード(漢字変換まで入れれば二人がかり)だと、
誰もがうっすらとは知っているのにね。
タイピング速度競争は、
「一人で、デフォルトのハードで競う民間の戦い」
がなんとなく暗黙の了解になっていると思う。
その制限を外したらどうなるかは、
少し見てみたい。
僕はタイパーになるつもりもないし、
むしろタイパー的行為は創作の邪魔ですらある。
タイパーの速度は実戦文章(一日作業)の速度領域ではない、
と僕は考えているし、
タイピングせずに創作文が手書き以上に書けるなら、
そこへ行くとも思う。
しかし単純に、
人の手の能力(と脳の能力)はどうなってるのかは、興味はある。
リアフォ+かえうちの範囲くらいまでには、
タイピング競争のルールを拡張してくれないかなあ。
hhkb最新版の配列変更は、次のRTCでは少なくとも禁止だろう。
全部解禁部門で、
ステノワードに迫るやり方が何かは、
少し興味がある。
いろは坂が、デフォルト以外でその第一候補となった。
(対抗は月だが、更新してないはず。
理論的には新下駄も迫るはず。
飛鳥はそこまでではないという印象)
最速には何が必要か?
単打がたくさんあることと、連接を考えた配置、
頻度に応じた配置(いろは坂は薬小指をかなり使うが、
それでも人差し指中指の方が多いはず)、
頻出濁音の単打化、
などは条件のようである。
それ以外の何がこれを突破するのか、
対抗馬が出てくると更に面白くなるなあ。
薙刀式はZクラスの速度は想定してないけど、
何年も練ればいけるかも知れないし、
いけないかも知れない。
そもそもそこは才能の部分の領域で、
配列そのものの平均ではないだろうね。
2020年03月09日
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