すっかり自作キーボードと自作配列を使ってるので、
デフォルトのキーボードと配列に戻したら、
「こんなに不自然なものを強要されてたのか!」
と驚愕することが大きい。
それらを挙げてみる。
・左右分割じゃない
・キースイッチが重い
・左に傾いて非対称に肩と腕が凝る
・BSが遠い
・エンターが遠い
・Ctrl、ESCなどが見ないと打てないし遠い
・数字が遠い
・ホームポジションをキープできない
・ローマ字が面倒すぎる
・左右分割じゃない
左右分割から一体型に戻ると、異様に手を狭められる。
普段踊りを踊っている人が、
縄で縛られて、よし踊れと言われている感じ。
FJが狭いし、GHなんて接してるじゃないか。
肩が狭くなるし、手首を外に捻るのがデフォルトになり、
すごく窮屈だ。
最近のファーストフードの一人席みたい。
こんなんで長く考えられるはずがない。
左右分割にしてないやつはどうかしてる。
・キースイッチが重い
こんな重くて1000文字も打てるわけがない。
筋トレかよ。
指先痛くなるし、指元が疲れるし、手首も前腕も肩も疲れる。
30gより上の押下圧のキースイッチを使うやつは、
どうかしてるぜ。
・左に傾いて非対称に肩と腕が凝る
とくに左手首を左に捻るのが痛い。
体が斜めになった感じ。
これがおかしいと思わないのは、
左右対称のキーボードを使ったことがないからだろう。
こんなんで1万字も書けるわけがない。
どうかしてる。
・BSが遠い
目視でないと無理だね。
1Uのキーボードだとまず外れる。
薙刀式、カタナ式ともU位置に固定してて、
トライアンドエラーがすごくしやすい。
間違っちゃ駄目、という無言の圧力は、
どうかしてると思う。
日本人が失敗を極端に恐れるようになったのは、
BSが遠すぎるからではないか。
・エンターが遠い
これも変だ。小指であんなの打てるわけがない。
1万字打つときに何回小指を飛ばすんや。
どうかしてるぜ。
薙刀式ではV+Mで、qwertyの時にも出来る様にしてある。
あるいは僕のMiniAxeでは、左親指中+;にもバインド。
一回これ覚えたら、ノーマルエンターなんて正月実家に帰るより面倒だ。
・Ctrl、ESCなどが見ないと打てないし遠い
自作キーボードの良さは、
これらを親指近辺に並べられることだ。
好きな機能キーを近くにできる。
薙刀式の編集モードでも、ESC3回(入力キャンセル)がP位置に入ってたりして、
なかなか使いやすい。
僕にとってはQPが既に遠い。
その外のキーなんてブラインドタッチでさわれない。
右下左下はzと/までだ。
その外なんてどうかしてるぜ。
・数字が遠い
僕のMiniAxeでは、
右親指真ん中を押しながらで、テンキーが文字部分に入っている。
数字段で数字を打つよりはるかに直感的に打てる。
6とか絶対届かないし、
一番使う1と0が小指の最遠部って、どうかしてるぜ。
・ホームポジションをキープできない
これらの諸々で、ホームポジションなんてすぐに崩れる。
とくにMiniAxeはホームポジションを一度も崩さずに、
すべての指の届く範囲で打つから、
普通のキーボードがデカすぎて困る。
あんなの画面から目を離さないと打てないだろ。
どうかしてるぜ。
・ローマ字が面倒すぎる
一回カナ配列で1000字/10分のペースがわかると、
その1.7倍忙しいローマ字なんてバカらしくてやってられない。
今まで1000回打鍵すればいいところを、
1700回打たないといけなくなるんだぜ。
どうかしてるわ。
実のところ、
キーボードを変えたり配列を変えたりして、
劇的に恩恵を感じることはそんなにない。
ああ、まあ、こんなもんか、なんて思うんだよね。
ところが、
「前のに戻す」をやった瞬間、
昔の俺はこんなに無駄な、しんどいことをしていたのか、
って思うようになる。
たとえばフリック入力に慣れてしまった後に、
ガラケー入力でメールとか打てないよ。
今これはフリックで書いているが、
この分量をガラケー入力で書く気はしない。
人間は、「前のに戻った時」に、より差を感じる説。
デフォルトのキーボードを手足のように使える人は、
それだけで特殊能力者だと思う。
車の免許より難しいんじゃない?
そんなものを素人にやれと強制する方が、どうかしてると僕は思う。
仕事をしていましたが,「今がチャンスなのに。。日本人のキーボード
を考えるチャンスなのに。。」と思うととても苦しかったですね。まだしも,
一番へんてこな日本IBMのキーボード仕様は避けて欲しかった。
かな漢切り替えにそんな操作するのを強いるの?。
今思えば,コンシューマー向けのノートパソコンがどんどん出るのは,それから
何年も後のことで,チャンスはあったんだなあと思います。
僕がキーボードに本格的な疑問をもったのは、
本格的に小説を書こうとした三年前で、
「オイこんなんで日本語が十分に書けるわけないやろ、
先人はどうしてきたんだ」を調べ始めたのがきっかけです。
結論としては「ないなら自分用のをつくる」に行ったのですが、
もはや「何が日本語入力の標準であるべきか」
という議論自体が消失してしまった感がありますね…
TRONやi-modeが標準になった世界線を見てみたかったなあ。
標準化は合理ではなく政治で決まる、
というのはVHSβ論争とどっちが先なんでしたっけ。
GAFAに規格競争をいいようにとられ、
日本はITで遅れをだいぶとってしまいましたね…
フリックは唯一スマホで英語入力より優っている点で、
だから日本人はLINEやツイッターばかりやっているのでしょう。
恐縮したのでもう退散したいですけど、書きます。
「左右分割じゃない」の項は全般的に賛成なので、自分を甘やかさないように
単に賛成ということにしておきます。
左手キーボードを買ってきて、2台キーボードにしてタイピングソフトに向
かって驚いたことは、自己新記録のラッシュだった事です。さすがに原因を突
き止めないわけには行きませんで、調べると、左手と右手が分離されていると、
右手のポジションも左手のポジションもスペース寄りに(左手は1uほど、右手
は1cm程度)移り、左手のポジションは1uほど上に自然にとられています。
私は左手は正対と言うよりはちょっと左回転、右手は正対。これを崩すと打
ちにくくて仕方が無いのですが、左右の手の干渉を避けて、こんなにポジション
を妥協していたのでは打ちにくい(自覚症状がなかったのですが)のも無理はな
いと思いました。効果を確認すると、tとyの打ちやすさが歴然。qazも歴然。同
じく苦手なpは確認し損ねました。ポジションだけでなくて、指の自由度も明ら
かに違いました。
かくして1本のキーボードでも同様のポジションで打つようにしています。
4か月は経つと思いますが、まだまだポジションに妥協があります。
1週間前に、親指のクロス(tyと打つ時など、親指がきれいにクロスしてい
た)をやめはじめ、親指の上に親指が乗らないように、と言う具合に、
「いや1本で良いよ」と言えるようにしているところです。
私は基本的には下駄配列かな入力ですが、左右を離すと、特徴的なメリットがありました。
ひょっとしたら個人的なことかもしれないし、病気かもしれませんが、片手の指の位置で
もう片手の指の位置を測るとかなりぶれます。それなのに、左右同時打鍵時に「あれ、近
すぎないか」、「あれ、遠すぎないか」という取り越し苦労(正解の時もないわけでないが)
をしていましたが、離すと「測れないので測らない」で気持ちよく打鍵できる点ですね。
こういった個人的な体験談はとても貴重で、
いろんなところに喧伝されるべきだと思いますね。
しかし下駄配列とは、わりと貴重なサンプルだと思いますよ。
左右分割は、触ってみてなんぼですね。
二台キーボード下駄配列は聞いたことがないので、
これまた貴重な体験談かと。
まあそもそもブラインドタッチ前提だから、
その時点で語れる人がガクッと減るのが、
この手の話の難しいところです。
と,思ったところで,1人のタイパーを思い出しました。
REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2019 に出場されたo-ck選手を覚えておられますか?。
低ストローク、フラットキートップなキーボードに特化したかなり自由な運指で,
当然ながら,持ち込んだキーボードはRealforceではない。
真似をしてみると,確かにハの字スタイルなら,手の置き方はあの他にはあり得な
いし,右手の指を立てないで打つには,あのような手の配置以外はあり得ない。
右手が左に45度回転するのがホームポジション。
彼は,東プレがびびるところまで行きました。
その時には,私は気にも留めなかったのですが,1人の学生youtuberが同じ打鍵
法をしてしました。彼女のタイピングには無理がなくスムースでした。
タイピングが変わるかも知れないと思います。
僕はqwertyをブラインドタッチで打てませんが、
サイトメソッドで打つときはあんな感じです。
Aは左人差し指で、TYあたりは右人差し指です。
ただ、タイパーは句読点とエンターとBSとカーソルを捨ててかかれるので、
あのような運指でも問題ないのでしょう。
僕は文章書きのためにタイピングをするので、
BSやエンターの動線に疑問を感じ、
我流を矯正しようとしてqwertyのブラインドタッチを学ぼうとして、
そもそも不合理ではないかと覚醒してしまったタイプです。
qwerty配列(数字も含めて)がおかしいから、
越境せざるを得ないと考えます。
合理的な左右分離には、左右分離で合理的な配列であるべきで、
薙刀式は少なくともそれに合致しているので、
僕は左右分離しかもう使う気がないですね。
撫で打ちの方がエネルギーを使わずに済むと僕は考えていて、
今作っているキーキャップ、キースイッチは、
撫で打ちで薙刀式を使うための改造部品です。
運指自由ということは,システマティックなわけがなく,みんな我流です。
手の配置と右手の指を立てない(普通のキーボートが打てない)という共通性があるだけした。
稀に凄い天才がいるだけでした。1人の女学生のタイピングがすごすぎて,夢を描いてしまいました。
正対(通常のキーボード)での我流より難しく,どうしようもないものです。
たいていは,とても下手。
本当に失礼しました。
我流といえどもそれなりにシステマチックになっているはずです。
ある一瞬で数通りくらいに分岐は練られているはずで、時に応じて選択しているはず。
あそこまで速くなくとも、
我流の人は世の中を見れば沢山いると思います。
もともと標準運指は職業タイピストのもので、
それ以外の人は我流だったと想像します。
たまにスタバで見かける外人の運指を盗み見ると、
標準運指じゃない人ばかりですね。
ブラインドタッチはほとんど見ない。
それだけで、現行キーボード配列が、
物理も含めて合理的になっていない証拠と思います。