2020年03月13日

【薙刀式】自キ独特の入力法を整理してみる

3つほどあげてみる。

1. 単打と押しっぱなしで別の役割を持たせる
2. レイヤーキーを押しっぱなしのときは別レイヤーになる
3. 親指近辺にいろんなキーを置く


1. 単打と押しっぱなしで別の役割を持たせる

昔からSandS(Space and Shift)があった。
スペースキーとシフトキーを兼用しようということだ。
押しながら何かを押した時にシフトキーとして、
押しながら何も他に押さずに離したらスペースキーと定義する。

これを、【シフト/スペース】のように表記するとしよう。

「押しながら他を押すキーで、単押しで離しても何もない」
キーには、
Ctrl、シフト、レイヤーキー(後述)があり、
Win、Altは「単押しで別の機能を持つ、押しながら何かを押すキー」だ。

だから、
【 / 】表記の前部分には、
Ctrl、シフト、レイヤーキーの三種類
(実際レイヤーキーは2個、大抵はLowerとRaiseと呼ばれる)
しか来ない。

後部分には、
スペース、BS、エンター、ESC、TAB、DEL、カーソルキー、
全角半角、英数、カナ、変換、無変換
などが当てられることが多い。


2. レイヤーキーを押しっぱなしのときは別レイヤーになる

親指付近のいいところに大抵左右2キーある。
「これを押しながら何かを押すと、
一時的にレイヤーが切り替わったように振る舞う」
ように設定できるので、レイヤーキーという。

ファンクションキーf1-f12、数字キー、記号キー、
画面明るさ調整や音量調整などの特殊キー、
マクロキー(Alt+Tabとか、Alt+~)が、
少ないキーの上に重なって置かれるわけだ。

薙刀式の編集モードは2面あり、
人差し指+中指の2キー押した状態をレイヤーキーにしている。


3. 親指近辺にいろんなキーを置く

物理配列を変更して、親指近辺に1.と2.を組み合わせた、
どんなキーを何種類置くべきかが、
自作キーボードの醍醐味のひとつだ。

それはもはや、拡張親指シフトと呼んでもいいかも知れない。

また、小指外にも同様に置くことが可能で、
たとえばコルネならば、
文字部分30キーを除けば、
小指外に3キーずつ、親指部に3キーずつ、計12キーを置ける。
uzu42なら、親指部を含む最下段に7キーずつ、計14キーを置ける。


まずはこれらと、レイヤーキーを押した面に、
どのようなキーを配置するかが、
「自作キーボードのキーマップを作る行為」
だと言える。


こうした考え方は、文字配列にはあまりない。
「文字は文字配列、その他はその他」
と住み分けがなんとなくできてしまっている。

今のところ、
自作キーボードクラスタは、
「文字配列30キーはいじらず、
まずその他の全キーをどうするかを考える」
ということに腐心していると思う。

また、30キーのうち、;と/はレイヤーに放り込めば28キーになるし、
.,も放り込めば26キーになるし、
qあたりも放り込めば25キーになる。
そのかわり別の単打キーや機能キーを豊かにできる。
(たとえば30キーのガーキンやNomu30の、30%キーボードとか)

なのでqwerty配列自体を変更しようという発想にまでは、
なかなかたどりついていないのが現状だ。


配列サイドの独自の考え方にシフト方式があるが、
親指キー同時シフト、親指キー同時連続シフト、
中指キー同時シフト、中指キー前置シフト、
薬指キー同時シフト、
人差し指キー同時シフト、
などのシフト方式の発想は自作キーボードにはないようだ。

逆に配列サイドでは、
文字部分のみを工夫して、
その他の機能キーは各自工夫、
のように突き放している部分があるようだ。

だから、
文字部分は○○配列、
機能キーは△△キーマップ、
というように、組み合わせが可能かも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 00:22| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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