フランス大統領の同時通訳に使われたキーボードらしい。
オランダ生まれのヨーロッパ言語速記キーボード、
velotypeというのを知ったので。
https://m.youtube.com/watch?v=8dNl2318aY4
が説明としてわかりやすい。
日本ではぼっちラボさんの、
Harmony配列、改良版のHarmonyX配列がある。
アイデアとしては、
「一音節同時押し」だ。
左に最初の子音と母音、
右に次の母音(二重母音用だろう)と最後の子音、
という構成になっていて、
ビジュアルデザイン上は左右対称。
マイナー子音は子音キーの同時押しっぽい。
カタカタカタ、と打っていく順次打鍵スタイルではなく、
ガッ、ガガッ、ガガガッ、
みたいに、音節数と同時押しアクション数が一致した、
単語単位で打っていくようだ。
右掌キーが「no space」とあるから、
これを打たない時は単語間のスペースをデフォで入れて、
これを押した時は単語がもっと長い音節を続ける、
という操作だろう。
英語系の言語は、基本単語ほど音節数が少ない。
動画例の「stop」は一音節の単語だ。
なので、「st+op」のような同時押しで入力し、
デフォでスペースを入れ、カンマやピリオドで終わりたい時は、
右掌キーを押して、カンマやピリオドなどを入力するのだろう。
うむ、英語系の入力に特化した最小手間っぽくデザインされている。
僕はネイティブではないので、これ以上は感覚的にはわからない。
物理配列的には一体型かつ左右の島は分離してるハノ字型で、
小指は二段と小指外が1キー。
親指は5ずつで、上下逆付け?
velotypeで画像検索すると、写真によってそういう角度に見える。
左掌がCapital、右掌がno spaceか。
テンキーつきのやつをみると、5の位置に左上の矢印があって、
なんにつかうんやろ。段落先頭?
子音や母音の配置は最適化されてるかどうか、
僕には一見で判断できないが、
同指にならないように気をつけてはいるだろう。
しかしこれはかなりおもしろいな。
ぜひqwertyを駆逐していただきたい。
これにいくつかのキーをつければ、
PC操作も可能になるのではない?
海外勢、そういう自作キーボードつくりなよ!
(追記: mayoさんのツイートに詳しい写真あり。
印字である程度操作がわかる。
しかも膝上打鍵スタイル!
https://mobile.twitter.com/mayo_tp01/status/623529171621429248
)
http://typing-a-gogo.blog.jp/archives/1038381983.html
に、日本で輸入してタイピングサミットに出た人がいる。
おもしろい。
ローマ字に対応したら、
ほぼHarmonyなのかなあ。
僕は日本語入力しかやらないのでよく分からないが、
手の使い方、口の使い方は洋の東西を問わず似たようなもののはずだ。
カナ入力だと、っんーゃゅょぁぃぅぇぉ゛゜
くらいしか音節同時押しで得しないか。
っんーを単打に出し、
それ以外は同時押しとした薙刀式は、
案外音節のことを考えてることに気づいた。
2020年03月14日
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