めんめんつさんが面白い実験をしている。
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2020/03/22/203231
断続的(間欠的と言った方が思考と手の関係に近いと思う)な
書き方、つまり書いては手を止め、また考えては書く、
というやり方と、
連続的(手を止めない状態)での打鍵だと、
前者が快速に見え、
後者は鈍足に見えるのだが、
結果は大体1200字/10分で、
ほとんど変わらないという結果。
かなり面白い。
以下、ウサギとカメで考えた方が分かりやすいかな。
走っては休むウサギと、
ノロノロだが休まないカメと。
その結果がほぼ同じというのがものすごく面白い。
これは従来の、
「タイピング速度を鍛えてなるべくこの作業分を短縮し、
考えることに時間を割こう」
という大前提が崩れるということ。
「ゆっくりでもいいから、考えながら打っていけば、
手と頭が平行作業できるレベルなら、
カメでもいい」
という結論が実験的に導かれたことになる。
さらに興味深いのは、
僕が薙刀式で普段やってる速度に極めて近い、
1200字/10分であることだ。
逆にこれ以上はなかなか上がらないので、
このへんが創作文の天井ではないか、
と僕は考えているくらい。
文章になってないもっと適当な言葉なら、
1800くらいいくこともあるけど、
実用ということでは意味がないので、無視している。
そしてその文章をただコピー打鍵すると、
約2000か。
これくらい速く書けたらいいなあ、
と思って文字の生成を眺めていると、
こんなには速く僕は考えていないみたい。
ということは、思考入力が出来たとしても、
2000はいかないんだね。
ものすごくざっくり考えて、
思考しながらが1000、
思考なしの機械的コピーが2000と考えると、
頭と手は、半々使っていることになるわけか。
しかしqwertyを使うのだとしたら、
僕はじっくり思考ができない。
手が忙しくなりすぎる。
アクションが少なめで、
手の範囲が狭い配列を、
カメ的に書いていくのが、
一番楽で速いわけだ。
で、今のところ僕には薙刀式が楽だなあ。
(これ以上狭くするには2シフト必要で、
範囲を圧縮できるかわりに指が複雑になる。
そのトレードオフを考えると、
このへんが塩梅なのかもだ)
親指シフトの入力動画も、
実はこのカメ的なものになるから、
動画映えしないのかもしれないね。
たとえばかえであすかの動画は、
トップスピード的にはそんなに速くないが、
トータルではちゃんと速かった、カメ的な動画だったんだね。
ウサギ的な速さを期待しすぎたのかもしれない。
親指シフト、飛鳥、新下駄などでの、
実戦創作文動画が見たいなあ。
1000越えれば速い、という観点で、
10分くらいのやつを是非見たい。
見た目のトップスピードがウサギのように速くても、
確実なカメと大して変わらない。
それどころか、ちょっと立ち止まる時間が長ければ、
カメに追い越されるすらあるのかも。
従来のタイピングの「なるべく速く」
が通用しない、衝撃的な動画だ。
2020年03月22日
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