飛鳥配列のRayさんが言ってたことだが、
具体があまり示されていなかったので、
少し考える。
たとえば、
「と考えられる。」の場合。
薙刀式では、
と か ん が えられる(変換)「。確定」
とように僕は打っている。
接続助詞と語幹部は等速度で、
活用語尾部分はアルペジオで打っている。
(とくに配列上、「られる」は./Iという単打アルペジオ)
その後変換して「。確定」。
ここで漢字のチェックと確定しながら次へ思考が飛んでいる。
正確にいうと、
と かん が えられる。
みたいなリズムかも。
「○ん」がロールオーバー可能なので。
「とか」もロールオーバー可能(DF)だが、
「と」と「考えられる」は別物なので、
そこに打鍵の間がある。
「AとかBとか」の「とか」なら、DFロールオーバーする。
このように、
文節単位というか、語の単位に応じて、
僕は打鍵のリズムを作りながら書いている。
そしてそれがやりやすいように薙刀式は作ったつもり。
飛鳥で言われていた語尾の倍速打鍵は、
語幹部分は有声音ではっきりとゆっくり言うが、
語尾部分は無声音で速く言う、
というような発声上のことで、
それを打鍵速度にも対応させようということだったと思う。
Rayさんは脳内発声のある人だったのだろう。
親指シフトもそもそも「発声と打鍵のリズムの一致」が言われていたので、
声との同期が重要視された。
親指シフトは等速度で、という単純な考え方だったが、
「発声にはゆっくりのところと速いところがあり、
等速ではないからそこに合わせるべきだ」
というのが語尾の倍速打鍵などの根拠だったように思う。
しかし僕は脳内発声がないので、
概念の塊がリズムになるのだと思われる。
単打アルペジオ>単打左右交互>同時打鍵を含む2打
>連続シフト>単打とシフト>同時打鍵とシフト
のように2打の速度があるとして、
この速度と思考の速度が合うような、
文字の配置をなるべくしたつもりだ。
めんめんつさんが、
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2020/03/25/061235
の中で、
とくに順次打鍵配列は、
等速度系の同時打鍵配列と違い、
2打と1打を使い分けるから、
思考の速度に対して同期しにくい説を出している。
なるほど、僕がローマ字に持っていた違和感は、
それもあったのかもだ。
月配列の1打2打混合スタイルにも違和感があって、
それは思考の流れと指のリズムが合わないことと、
関係があるのかもしれない。
音楽と踊りがずれるというか。
薙刀式は、
僕の思考の流れという音楽に対して、
指の踊りが合いやすい。
だから、思考を流しながらそれに合わせて指を動かしやすく、
それがゆえにノンストップライティングがやりやすい。
2打1打混合系だと、
思考を部分的に吐き出し、
それを異なるリズムで拾い、
そしてまた吐き出し、
という間欠的なタイピングスタイルでないと、
長く書けないのかも知れない。
そしてそれはウサギとカメのウサギの走り方で、
疲れてしまうのだろう。
僕がまさにローマ字系を捨てた理由かもしれない。
興味深いのは、
めんめんつさんが「音楽を聴きながらだとマラソンライティングしづらい」
と証言していることで、
僕は書くときは一切音楽を聴かないので、
思考しているリズムを優先させているんだと思う。
音楽が二つあると混乱するんだろうね。
「られる」は一例だ。
薙刀式でアルペジオで打てる2打3打の言葉は、
これまでたくさんあげてきた。
(ある、ない、する、して、こと、しょう、きょう、
せつ、もの、あれ、それ、これ、どれ、だれ、なら、たら、○ん、
ひと、けど、などなど)
それらを含む塊は速く打てて、
「2文字や3文字使用するが、ひとつの概念」
という意味で、
思考のリズムに合いやすいかもしれない。
しかしノンストップライティングのめんめんつさんの基準が、
1000文字/10分で、
それっておれの手書き、900とそんなに変わらないんだよね。
漢字変換が必要なタイピングと、
漢直の手書きだったら、
速度的に遜色ない手書きが、
また勝利してしまうことになる…
1500くらいあると便利だろうな。
今僕は薙刀式で1200くらいかなあ。
2020年03月25日
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