知る限り最長かも。かなりの熟練者(推測)による貴重な動画。
親指妄言録「水戸黄門は復活するか?」ブログ推敲
https://m.youtube.com/watch?v=9emPBI_oJ6E&feature=youtu.be
内容はちょっと癖が強いですが、
親指シフトのことがわかっていれば、
様々な特徴を見て取れる。
・専用キーボードはだいぶ楽そう
(打鍵音が柔らかいことから、
タイパーのような強打ではなく、
日常的な力の使い方であることがわかる)
・猫の手の構えの使い方
(親指キーが高いからそうしやすいのか?
横からのアングルがあればわかったのに…っ)
・アルペジオや変速はなく、等速で打っている
(拗音は速かったのでそこは倍速打鍵だった。
1モーラ等速のような感じ。
語尾はしばしば倍速だった)
・独り言と文章が違うところが多いのが興味深い
(単純な脳内発声コピーではない。
口語ではこう言うが、文章ではこう書く、
みたいな使い分けか)
・タイパーバリバリの速度ではなく、
ビジネスマンのメールよりも遅いかも知れないが、
この速度帯では楽そうだ
(なんだかんだカチャカチャやってるだけで、
文章が出来上がっていく。そのカチャカチャの回数は少なそう。
それは試行錯誤の回数を劇的に減らしているように思える)
僕がとくに知りたかったのは、
最後の部分だ。
「親指シフトは速い速い言うけれど、
それは主観的な速さに過ぎず、
客観的な速さではないのではないか。
だから楽だと言うのではないか」
と仮説を立てていたのだが、
どうやらそんなようだ、と動画を見て理解した。
こういった動画を色んなシフターが沢山上げれば、
効率や生産性は、必ずしも文字数/時間の指標ではない、
ということが分かってくるかも知れない。
タイパーは歴史的に、
清書作業というコピー打鍵から始まったように思う。
それは創作打鍵の想定速度に比べて、
異常に発達しすぎてしまったのではないか。
本来創作600字/10分くらいで良いものを、
コピー2000とかに上げてしまったことが、
qwertyと親指シフトの乖離、
お互いへの誤解
(脳内ローマ字変換が邪魔/ローマ字変換はない、
かつてコンテストで常勝/そんなの昔の話、
2打鍵は無駄/同時打鍵は頭打ち)
の原因なのではないか、
と、
動画を見るとよくわかるかもね。
つまり、タイパーは大道芸人だ。
空手の瓦割りと同じで、
パフォーマンスを競っているに過ぎない。
勿論、大道芸人コンテストや瓦割りコンテストは面白いが、
それと実戦は随分違う。
しかし、
やはり親指シフトは音声ベースの印象を受けるなあ。
脳内発声なし前提の薙刀式のほうが僕には便利。
2020年03月26日
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