2020年03月27日

【薙刀式】親指シフトの気になったところ

前記事で挙げた親指シフト動画を、手だけに注目して見てみた。


いいところは、

・打ちやすい、中段が多いこと
・打ちやすい、上段中指薬指も比較的使うこと
・一定リズムで打つことで、苦手な指でも苦ではないこと
(その苦の指に合わせたリズムになる)

などだろうか。

気になったところは、
・TY結構使う
・句読点、う、ん、っ、BSなど、小指がかなり多いこと
(しかし手ごと動かせば負荷は少ない?
つまり、小指薬指が楽に打てるリズムが、
親指シフトの個人的限界速度か?)
・単文節変換
かな。


おそらくこれらは複雑に絡み合っていて、
小指薬指のリズムに合わせて打つから楽、
単文節変換(数カナ)だから変換のタイミングが速く、苦しくない
という印象になるのではないか?

つまり、「変換確定作業は置いといて、
カナだけを打つならとても楽」
という印象に全体が寄与してるのではないか?
と思ったのだ。

僕は、変換確定作業まで込みで配列だと考えるので、
そこからすると、
親指シフトは変換確定作業を単文節変換に限定することで、
「配列そのものは優秀である」
と錯覚させている配列ではないか?
と思ったのだ。

つまり、「大変なのは漢字を選ぶ段階。
カナを速く打てるのになあ。
だから親指シフトはすごいなあ」
という誤解があるのでは?ということ。


文章全体で考えると、
僕は連文節変換が望ましいと思う。
僕は文単位で脳から出てくる。
一気に出る場合と、
前半後半くらいの長さで出てくることもある。
これらを一気に打ち、変換することが多い。
フリックだと単文節単位でないと予測変換が追いつかないので、
時々イライラする。

漢字変換の精度は、長い文ほど正確だ。

僕はいまフリックで、
「ながいぶんほど」と打ったが、
予測変換候補には、
長い分ほど 長い分程
など、明らかにおかしな候補しか出ない。
「ほど」をBSして変換した。
さすがにスマホでは長文ほど変換が正確になるわけではなさそうだ。

僕は薙刀式なら「ながいぶんほどせいかくだ」
まで打って変換をかけると思う。


単文節変換は、思考の視野が狭いと思う。
目の前のことにフォーカスしすぎて、
全体が見づらい構造になると思う。
漢字変換は文章構成の妨げになるとすら思う。
100%正確に変換しとけや勝手に、とすら思う。
(Macのライブ変換は論外で、確定したと思ったやつが勝手に変わるので、
ものすごく気持ち悪い。確定のエンターが遠いことも含めて使いづらい)

つまり、
親指シフトは「カナを打つのは薬指小指合わせの等速リズムで、
とても楽。でも変換確定作業はちょっと面倒。
でもぽつぽつと考えながら打っていくリズムがある。
しゃべるように打てるけど、
所詮はしゃべる程度なので、文章構成が甘い」
のではないか?
ということだ。

思考が散発的ならば、親指シフトは心地よいかも知れない。

いや、単文節変換で流れるように、
親指シフトで文章を書いている人もいるかも知れない。
そういう人は動画を見せてください、お願いします。



実は、配列には、適切な速度があるのかも知れない。
qwertyローマ字が心地いいのは1500〜2000字/10分、
薙刀式は500〜1500、
親指シフトは500〜1000とか。

で、その適切速度に至るまで、
親指シフトは非常に楽で、
qwertyローマ字は非常に困難で人を選び、
薙刀式は楽、
という差があるのではないか?

今僕はフリック(人差し指一本のブラインドタッチ)で、
1000行かないと思うので、
親指シフトとフリックが同じところにいるイメージ。


こうなると、
創作打鍵での、
1500の親指シフト動画や、
2000のqwertyなんて見たくなってしまうなあ。
あるいは、
同程度の速さの時の配列動画を比較するとか。

1200前後だと、
僕の薙刀式と、
めんめんつさんのqwertyローマ字、いろは坂を比較できる。

この中で明らかにqwertyは手数が多くて疲れそうだというのはわかる。
薙刀式は指が一番狭いけど打ち方が複雑、
いろは坂は一番指が広いけど単打、
という真逆の性質なので、
参考にしやすいかも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 08:31| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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