2020年03月30日

【薙刀式】キーボードがフリックにまさるところ

>プロ奢ラレヤー@taichinakaj
>ふだんスマホしか触っていないので、パソコンでのタイピングが1文字あたり3秒くらい掛かる。てか「タイピングはキーボードのほうが早い」という人が>よくいるけど、物理的には間違いなくスマホのフリップのほうが早いでしょ。間違いなく日本語入力はフリップが最強。1文字打つのにワンアクションだぞ。
https://mobile.twitter.com/taichinakaj/status/1244280702318739462

に、キーボード勢は理屈で反論できるかな。
やってみよう。


キーボードはロールオーバーできますが、
フリックはできません。
ここがキーボードの速さの秘密です。

ロールオーバーとは、
「あるキーを押して、
話す前に次のキーを押しても認識する」
仕様のことです。

手慣れた人なら、
2〜4キー程度のロールオーバーは普通にあります。
タイピングのトップレベルになると秒間14キーぐらい打ちますが、
ほとんどロールオーバーしながら打ちます。

ロールオーバーを含むと、
「単語単位を一気にジャラッと打つ」
ことが可能になります。

これはフリックにはできません。

iPhoneで試しましたが、
2キーロールオーバーまでは確認しました。
最初のキーをタップして、滑らせ、離す前に別のキーをタップすると、
最初のキーが入力確定のようです。
しかし滑らせる前にタップすると中央文字(あ行ならあ)に確定してしまうため、
タイミングが難しいです。
3キーロールオーバーは指がツイスターゲームみたいになりそうで、
現実的ではないですね。


「タイピングは指をめっちゃ速く動かすことだ」
という誤解があります。
デジタル的にオン、オフ、オン、オフ…
の繰り返しであると。

そうではありません。
オン、オフの前にオン、オフの前にオン…
のようにロールオーバーを重ねていく、
「繋げる」が理想です。
だから単語単位でジャラッと打つのです。

一方フリックの利点は予測入力が速いことで、
文完成までを考えれば、
中級者レベルキーボードと競えるでしょう。


ちなみに、
今のコストダウンした安物キーボード
(数千円)では、ロールオーバー機能が限定されているため、
3キーロールオーバーすら対応してないものが多いです。
Nキーロールオーバー(何個でもOK)の高級キーボードを買いましょう。
1万円台〜3万円台が相場です。

また、qwertyローマ字は効率が悪いとして、
1文字1アクションのカナ入力する人もいます。
デフォルトのカナ入力はJISカナといいます。

範囲が広く、右小指を使いすぎて死ぬので、
独自規格のカナ入力を使う人が少しいます。
その中で僕は薙刀式を使っています。(ダイマ)
有名な親指シフトよりいいと思います。過去記事をご覧ください。


フリックがロールオーバーできるのは、
今回ちょっとした発見でした。
二本指フリックやってみようかな。


ということで、
「キーボードは10本指が使えるから速い」
では、問題の本質を捉えていません。
「(高級)キーボードは、10本指でロールオーバーしながら打てる」
から速いのです。

逆にいうと、「1キー3秒」では、
キーボードの利点を生かし切れていません。

カナ入力でいうと「1秒3キー」くらいから、
キーボードのほうが速くなるでしょうか。


フリックは1日で覚えられますが、
薙刀式はマスターするのに一週間はかかります。
キーボードはマスターに時間がかかるのが欠点ですが、
最終到達速度は速いです。
(なお、僕はqwertyローマ字否定派です。
不合理で無駄な運指が多いので、フリックを薦めます)

最終的に、薙刀式で長文、
フリックで5000字くらいまでの短文、
と僕は使い分けています。
posted by おおおかとしひこ at 10:20| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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