100ワニの件で、わかりやすい分析があったので。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200326-00232792-diamond-soci&p=5
五輪のケースと比較していてわかりやすい。
「あるひとつのイコンに、ものすごい数の人たちがぶらさがり、
その総意としての方向に勢いがつき始めたら、
そのイコンに反したとしても止められない現象」を、
なんと呼べばいいのやら。
護送船団方式とも少し違う。
飛蝗に似ている。
きゃつらはある目的を持って前に飛ぶのではなく、
後ろから共食いされるのが怖くて、逃げて前に進むのだそうだ。
動機が、後方への恐怖という点で似通っているかもしれない。
いくらコンテンツ制作者がこちらだと言っても、巨大な集団はそのまま突き進む。
太平洋戦争に負けた時、五輪を延期しなかった時、広告代理店が100ワニをマネタイズした時、
そして映画やドラマをつくるとき。
だから、傍目から見ておかしなものが、最終品として出来上がる。
僕はこれを防ぐには、その集団全員で集まって、
互いの意思確認をしたほうがいいと思っている。
立場は違えど全員が同じ目的を見て、それぞれの持ち場で戦うべきだと。
上のものは、そうなっていない。
だから、つまらない。
飛蝗は、普段のイナゴとは、
違う形に変異するそうだ。
恐怖で目の色が変わって、冷静でない大人たちも、
どこか変異していると思う。
2020年03月31日
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