僕らは何をするべきか、少し分からなくなっている。
震災の後の絆連発みたいな、馬鹿丸出しのことをしてもしょうがない。
落ち着く方法がまだわかっていない未知の危機を、
解決できるとミスリードしてもいけない。
たぶん僕らができることは、
コロナと関係なく、
人生に悩んだり笑ったり、大変だったり冒険したりして、
ハッピーエンドになる作品をつくることなんじゃないか。
都市封鎖されようが失業しようが恐慌になろうが戦争だろうが、
作品に「普通の人生」がきちんと描かれていれば、
それは芸術になると思う。
感情移入とは、自分と関係ない世界や人に起こるのであった。
その人がハッピーエンドを迎えることで、
関係ないはずの私たちが勇気をもらうのであった。
じゃあやっぱり、
このコロナ世界でない別世界で、
笑ったり泣いたり走ったり転んだりして、
ハッピーエンドを掴む人を、書けばいいんじゃないか。
脚本添削スペシャルをやっても、
私たちは何を書くべきか、軸足が決まらないと思ったが、
今夜僕は覚悟を決めた。
コロナと関係ない、スペシャルな娯楽作品をつくってくれ。
2020年04月02日
この記事へのコメント
コメントを書く