2020年04月02日

上を向いて歩こう

僕らは何をするべきか、少し分からなくなっている。
震災の後の絆連発みたいな、馬鹿丸出しのことをしてもしょうがない。
落ち着く方法がまだわかっていない未知の危機を、
解決できるとミスリードしてもいけない。

たぶん僕らができることは、
コロナと関係なく、
人生に悩んだり笑ったり、大変だったり冒険したりして、
ハッピーエンドになる作品をつくることなんじゃないか。

都市封鎖されようが失業しようが恐慌になろうが戦争だろうが、
作品に「普通の人生」がきちんと描かれていれば、
それは芸術になると思う。

感情移入とは、自分と関係ない世界や人に起こるのであった。
その人がハッピーエンドを迎えることで、
関係ないはずの私たちが勇気をもらうのであった。

じゃあやっぱり、
このコロナ世界でない別世界で、
笑ったり泣いたり走ったり転んだりして、
ハッピーエンドを掴む人を、書けばいいんじゃないか。


脚本添削スペシャルをやっても、
私たちは何を書くべきか、軸足が決まらないと思ったが、
今夜僕は覚悟を決めた。

コロナと関係ない、スペシャルな娯楽作品をつくってくれ。
posted by おおおかとしひこ at 01:17| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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