2020年04月02日

相変異

飛蝗はどうして起こるのかを調べたら、示唆の多いところに。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/相変異_(動物)

「密度が増えると不可逆的な変化が起き、
大量に飛ぶ形になり、大移動が終わると、
また普通の形態に戻って増えてゆく」
という形態が、結果的に残ってきたのだな。


集まりすぎて、
暴走してどこかへいき、沢山死に、
落ち着いた移住先で、少ない数からはじめてゆく、
というのは、
地球に適応進化した生き物の、
基本的性質かもしれない。

つまり人類も。
人類はもう移住先がないから、
うちうちで相変異をするしかない。

コロナはその一形態かもしれず、
その小さな形として、
「権力を持った集団が、
なぜか明後日の方向へ暴走する」
があるのかもしれない。

そう思うと、
「沢山の賢いはずの大人が集まっているはずなのに、
なぜかおかしな方向へいく現象」、
たとえば東京五輪、100ワニプロモーション、
後手に回るコロナ対策、
数々の映画ドラマの爆死は、
「沢山の大人が集まりすぎていること」
から出発した、相変異現象ではないか?

成功した映画ドラマは、
たとえば監督やプロデューサー個人の意向が、
強く感じられるもので、
その個性をみんなが楽しむものである。

成功した政治は独裁のみかどうかまでは、
僕は政治史に明るくないのでなんともいえない。
科学史にはそこそこ明るいが、
科学とは個人が作った理論の引用的積み重ねであるから、
やはり個人の功績がだいじだ。大量生産はまた違う原理だが。


孤独相から相変異して群生相になったときに、
飛蝗は起こるという。
飛蝗は爆死しながら進んでゆく数々のプロジェクトのようだ。
そうして空中分解して、
Netflixという安住の地へたどり着くのだろうか。
神のみぞ知るということか。


俯瞰すると、
「沢山の大人が集まりすぎていること」
が原因だとしたら。

少数精鋭で出来るプロジェクトは、
どこかに転がっていないかのう。
小さい会社でもつくれば出来るのかね。
posted by おおおかとしひこ at 08:14| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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