タイムスリップ×世界線もの。
以下ネタバレ。
「何回戻っても彼女の死を防げない」
という無限地獄を作ったところが面白い。
「タイムマシン」という、
妻の死を変えたくてタイムマシンを発明した男の話があるが、
それよりも中盤の「何度戻っても」の展開部分が練られている。
シュタインズゲートより前だよねたしか。
アレをクリアしたら今度はこっちがおかしくなり…
という、運命の辻褄合わせの緻密さは、
研究に値する。
「オールユーニードイズキル」でも似たようなことをやっていたが、
あっちはゲーム的な感覚だったのに対して、
こちらは人生そのもののやり直しもののようだ。
あなたならこのアイデアでどういう展開を作るだろう?
そう考えながら見るのもオツですな。
ラストのすれ違いは素晴らしく良い。
バッドエンドがハッピーエンドになるという、
日本の演歌と同じ世界である。
展開とラストに非凡さがある脚本だ。
ちなみに、2とか3があるらしいが、無視して良いです。
2020年04月19日
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