号泣しかない。
以下ネタバレ。
若者時代の恋愛がとても瑞々しくて、
ちょっと美化された青春時代って感じがするのだが、
それでも「この話は聞いたことがある」
と思わせる、
まるで架空のおとぎ話として機能させることに寄与している。
恋はおとぎ話だなんて、
なんて泣ける話だろうか。
じいさんの愛にいつまでも泣ける。
今ほど認知症が一般に知られてなかった頃の作品。
霧の彼方から突然「思い出した」とばあさんがいうときの、
じいさんの顔たるや。
若者時代と老年時代をうまく作り込むことで、
二つを行き来させる。
「二つの世界をカットバックしながら進行させる」
は脚本の代表的な構造だ。
その巧妙さは勉強になる。
2020年04月20日
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