これをあげないわけにはいかないだろう。
以下ネタバレ。
いくつの場面があとあと引用されるイコン的な場面になった?
トリニティの着地、
ネオのマシンガン撮影(弾を避けるやつ)、
赤い薬と青い薬を選ぶやつ、
サングラスと黒コートでのアクション、
無重力のように壁走りしながら弾丸を避けるやつ、
弾を最後止めるやつ、
緑色の文字が落ちてくるサイバー空間の表現、
白バックに骨董品的なソファやテレビがあるだけの空間、
そこに棚に入った弾薬がズラリと出てくるやつ。
それらいくつものイコン的場面が、
ストーリーのどういう状態を表す時に出てくるかは、
きちんとリスト化して俯瞰してみるといい。
つまりそれは、
あなたのストーリーをどういう絵でイコン化するかを、
考えることであるわけだ。
ストーリーはよく考えれば類型的だが、
革新的なビジュアルとともに記憶される。
その関係性をチェックしよう。
サイバーパンクアクションとでもジャンルわけできるか。
似たビジュアルに「ダークシティ」があるが、
これはあんまり知られていない。
その差は何かを分析しよう。
「きみは救世主だ」と言われたり、
カンフーアクションを学んだり、
「思いの強い方がマトリックス界では強い」
みたいな、ジャンプ的な世界観が話題になったね。
そのへんが、中二たちをくすぐったのだと思う。
メアリースーぎりぎりでそちらに落ち込んでいないのは、
ネオが毎回命の危険を伴うことをするからだ。
マトリックス以前と以後で、
世界を救うヒーローのあり方が、
変わってしまったように思う。
それくらいに影響力の強い傑作。
2020年04月21日
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