2020年04月15日

【配列】新下駄のテープ起こし動画

テープ起こしのqwerty、JISカナ以外を初めて見た。
https://mobile.twitter.com/sokkichi/status/1250259358245515264


おお、kouyさんと同様の右一列シフトのようだ。
機能キーに赤キーキャップを使っていて、
分かる人には分かる仕様だな。

初手の「きょうは」から、
エンターがノーマル位置を使っているようだ。
しかしエンターをほとんど使わず、
次の言葉を打つことで確定させていくのは、
コピー打鍵のテクニックだなあ。

創作打鍵だとついエンターを押してしまう。
「俺の言いたいのはこれだ」という意思表明みたいな気持ちがあるからなあ。

候補選択をほとんどしていないのは、
元が音声だから、読み易ければそれでよし、
の考え方なのだろうか。
テープ起こし的な速記の漢字の基準はよく分からない。
間違ってなければセーフくらいなのかしら。
それは句読点にも言えるかも。


新下駄特有の、
忙しくない指遣いがいい。
いい意味で特徴がないんだよね。
無駄な動きがそもそもない配列なので。

キーボードは赤軸のメカニカルかな?
JIS配列の親指豊富なのがいいよね。
動画では親指キーはスペース以外使ってる感じがしなかったので、
もう少しこのへんが見えるといいなあ。

さらに高速で滑らかになった感じを見てみたい…

qwertyに比べて、当たり前だけど指が忙しく動いてないので、
疲労度は全然違うと思われる。
「び」がちょっと考えないと出てこないとか、
無意識レベルのマスターではないようだけど、
それでもqwertyより楽で速そうだ、
というのは十分伝わってくる。

JISカナの指が色々飛び回るのに比べても、
総運指距離は圧倒的に少なく見える。

アルペジオの部分の多さは、これだけだとそこまで印象付かなかった。
もう少し高速化すると目立つかも知れない。



そういえばテープ起こしは、
再生速度をゆっくりにしてやる、ということを聞いたことがある。

しかしこれくらいなら、
案外バッファが溜まっても追いつけるもんなんだなあ。

この辺の感覚が、
「思考に追いつく指と配列」みたいな、
議論の元になりそうだ。

これは僕の感覚の、
「思考が指から出る」とは、
ずいぶん違っている。
この辺に何かの鍵がありそう。
posted by おおおかとしひこ at 12:41| Comment(2) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントいただきありがとうございます。

>候補選択をほとんどしていないのは……
速度が追いついていないので変換の余裕がないからです。

>テープ起こし的な速記の漢字の基準は……
速記用字例等の文字遣い基準に沿って文字化すべきです。なので、本来であればこの動画の後には、ミスタイプ・ミス変換を修正し、句読点・段落を入れる整文作業が入ります。

>さらに高速で滑らかになった感じを見てみたい…
>「び」がちょっと考えないと出てこないとか、無意識レベルのマスターではないようだけど……
もう1年したらもっと速く打てるようになってるかな?と思います。新下駄1年生の現状として受け止めていただけたら幸いです。

ちなみに、起こしていた音声は「速記技能検定5級」の過去問題でした。
Posted by ステ吉 at 2020年04月16日 00:41
>ステ吉さん

どもです。非常に興味深く拝見しました。
結局あのあと整形するんですね。なるほど。
最終的にはカナが速く打てても漢字変換はどうするんだろう、
と疑問に思ってたので、達人のそれを見てみたい感じはありますね。
(最終的には単語登録になる世界、と聞いたこともあります。
一種の速記記号みたいなことですかね)

手書き速記の復号まで含むと、
トータルで新下駄の方が速くなる可能性もあるのかしら…

さらにこなれた動画を楽しみにしております。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年04月16日 01:16
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