2020年04月20日

【薙刀式】手首を浮かせるのは、親指同時打鍵をやりやすくする

親指シフトの、「手首を浮かせて猫の手で」
というのは僕の流派と真逆すぎてひとつも納得してないのだが、
最近薙刀式をDvorakJからqmkに変えて分かったことがある。

「手首をつけた状態では親指は同時打鍵しにくい」
だ。


eswaiさんによるqmk薙刀式では、
親指のシフトを、「同時かつ連続」に実装している。

これが当初の仕様で理想なのだが、
DvorakJではこれが不可能のため、
ながらく「先押しかつ押しっぱなしの通常シフト」
として扱ってきた。

で、すっかりこれに慣れてしまってから、
親指同時を体験すると、
同時押しが楽しくなってきて、
先押しで構わないのにわざと同時で打ちたくなってしまう。
跳ねるように打てるとなんか愉快になってくる。
(親指シフトは楽しい、とよく言われるのもこれかも)

これに慣れたあと、
疲れたので手首を付けながら打ってみると、
驚くほど親指と4指の同期がとりにくいことに気づいた。



長年の親指シフト論争において、
「手首をつけると親指同時がやりにくくなるので、
手首を浮かしてまずは親指同時をマスターすべきだ」
という話をあまり聞いたことがない。

「親指シフトムズイ」と言っている独習者は、
じつはここでつまづいたのでは?
という推測をしてみた。


いまのところ、
僕は手首をぎりぎり机にすり足状態にしていて、
紙一重で浮かしている。
手首をつける/浮かすどちらも可能で、かつ同時と先行の両方を経験したため、
これらのことに気づいたのかも知れない。

「シフトのやり方で、構え方(や打ち方)が変わってくる」
というのは理屈では理解できるが、
その裏、「別のやり方でやっていてはそのやり方を生かせない」
というところまで気づく人はなかなかいないのだろう。


ということで、
親指通常シフトは、手首をつけてもOK。
親指同時シフトは、手首を浮かさないと同期がとりづらい。

まことに親指はタイピングに厄介な指だなあ。
少しずつ体験してわかってゆくしかないなこれは。
posted by おおおかとしひこ at 13:19| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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