理系の人たち、ちゃんと流行らせようや。
世間の人たちは三密を誤解しているそうだ。
集、近、閉の三つが役満として揃った時NGだと。
三密という言葉がandを想起させるからかもしれない。
そうでなくてorなのだということを、
「三密を避けましょう」という言葉からは想像できない。
これは、この言葉を作った者の敗北である。
また、
人を動かすには、禁止よりも模範を見せることの方が効果的という。
禁止されても「じゃあどうすればいいんだよ」
がわからなくて、フリーズしてしまうからだ。
だから禁止には行動変容の効果は薄い。
正解を示して、「こうしなさい」と言われるほうが、
イメージができるのだ。
事実、「手洗いうがい推奨」は、
平凡な結論ながら、皆の行動変容を促している。
密の反対は疎である。
これは理系には目を瞑っても理解できる概念だが、
文系は聞いたこともない言葉かも知れない。
そして医学は理系だ。
文系が理解しないのは、習ってないからである。
ということで、
正解を示すべきだ。
「密です」ゲームをつくってる場合ではない。
キャッチーで面白い言葉ではあるが、
禁止は結果を生まない。
小池のブレーンにはキャッチーな言葉を考える人はいても、
社会心理学者はいないようだ。
社会的距離やソーシャルディスタンスでは、
私たちの言葉にはなじみがなさすぎる。
「疎です」をフィーチャーしよう。
「三密には該当しないからセーフ」ではなく、
「疎です。オッケーです」にするべきだ。
2020年04月25日
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