2020年05月05日

【脚本添削スペシャル2020】8 構成

大体の全体ができたら、構成を確認します。


何分でどれくらい書くかは、経験値に左右されます。
下手な人なら、
「二人が出会う」だけで5分使ってしまうこともあるでしょう。
うまくやれば、1分でいけそうだな、
などと判断するのは、ある程度の経験です。

とはいえ、
実際の執筆がどう転ぶかは事前に予測することは困難なため、
あくまでこの構成は目安です。


一幕:

シャワーを浴びるミカ、今日のデートとこれまでのモテ努力
秘密兵器「どんな男でも落とせるパンツ」を通販で買った
パンツにカゲが取り憑く
家を出たら、アラギに「パンツを見せろ」といわれる
(ここまでオープニング、2〜3分程度)

カゲというものの説明
アラギはすごい銃をもっていて、パンツに銃を撃てれば解決する
そんなのできない、これは勝負パンツだし
それでもパンツに銃を撃たないと、この世界は滅亡するんだ!
(ここまでセットアップ、2〜3分/5分)


二幕:

スカートめくり作戦あれこれ
アラギの事情、どうしてもスカートをめくりたい
ミカの事情、どうしてもこのパンツを他人に見せるわけにはいかない
(お楽しみポイント、3〜4分程度/8分)
ミカ、アラギから逃げてデートの待ち合わせへ
シバタと会う、追いかけるアラギともみ合いに
(1〜2分/10分)


三幕:

シバタはミカを守る理由がない、
なぜデートに応じたかの理由がわかる、
罰ゲームだった。ミカ幻滅
いいよスカートめくっても。
そのとき、ちょうどライトアップの時間。
カゲはパンツから出てくる。退治成功。
「あああ、パンツ見られちゃった」
「いや、ライトアップの光で見えなかった」
「ほんとに?」
「レースの黒」
「見えてたんじゃん!」と蹴りを入れる。
ああ、なんという自由な女だ。よく見ると妻にそっくりだ。
(5分くらい/15分)


という感じですかね。

捨てた部分もあれば、足した部分もあります。
最初から最後まで通して、俯瞰して全体時間のことを考えると、
捨てたり足したりしないと、
妄想した部分がきちんと収まるとは限りません。

まあこれでなんとかなるでしょう。
落ちもつけられそうだし。

では書いてみます。
posted by おおおかとしひこ at 10:06| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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