僕はもうすっかり格子配列派だ。
伝統的左ロウスタッガードは使いにくくてしょうがない。
格子配列から左ロウスタッガードに戻るときに思うことを、
逆に書いてみよう。
・B、Yが遠い
・P、Nが近い(Qも近くなるはずだが使わないので実感ない)
・/が遠い
・Tが近い
まあ大体平行四辺形の角の部分で思うわけだな。
あと、
・左手下段がいつも間違う。ZXCが混乱する。Cを人差し指で取っちゃう。
・GHが近過ぎてびっくりする。(これは左右分割ゆえの悩みか)
めんめんつさんの記事、
格子配列と斜めズレ配列の使用感の違いを情報収集
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2020/05/11/235820
を読むと、
qwertyの最適化が格子配列では通用しないらしい。
なるほど、
逆にqwertyの最適化とは、
ロウスタッガードの物理配列を利用してるわけだ。
(1/2、1/4ズレをも利用してるだろう。
1/4、1/4ズレのキーボードや、
1/2、1/2ズレのキーボードでは、
おそらく最適化が通用しにくいだろう)
格子配列でqwertyが微妙だという感想は、
そもそもqwertyを標準運指で使うことが微妙だ、
ということの証拠なのかもしれない。
僕はqwertyのブラインドタッチを標準運指でマスターしようとして、
これはおかしいぞと思ったので、
やっぱりそうか、としか思えないが。
僕の最近の興味は、
平面的な物理配列よりも、
指の触れる面の3D曲面だ。
指の長さも関節も力も可動域も違うのだから、
平面状に配置しても永遠によくならないだろ、
と考えている。
そもそも親指が横についてるわけだから、
親指キーは斜めに打てるように改造したのがきっかけだけど、
5指とも違う向きなんだから(以下略)、
のように考えている。
キネシスも、せきごんさんの3Dキーキャップも、
colosseumもLime40もRomlyさんのも触ったが、
どれもお椀型で、
指の曲げ伸ばしにぴったり合っているような感覚はなかった。
ましだったのはTRONキーボードの、
指が開いたような角度でキーが縦に並んでるやつ。
(そもそも17ピッチが良かったから説あり。
ピッチが短い方が、レイアウトの不都合にも対応しやすいのでは)
でも親指が微妙だったので、
僕の中では高評価ではなかった。
ちなみに縦ズレのコラムスタッガードも、
僕はあまり好きではない。
中指が遠くなることで、
薙刀式のアルペジオ、JIが凄く遠くなってしまうからだ。
コラムスタッガードは、
キー単体で見るといいような気がするが、
連接をバリバリアルペジオで繋ぐには、
論理配列の再考が必要になると思う。
物理配列と、キートップの3D曲面には密接な関係があると思う。
今は格子を変数固定して、
曲面の変数を動かしている段階だが、
そのうち物理平面配列も動かしたくなるかもしれない。
(同一平面基板に各スイッチがついてる必要もないのだが)
究極的なキーボードの物理配列には、二つあると思う。
一つは幾何学的に美しい物理配列。
もう一つは、人間の指に合った物理配列。
その二つへ収束するだろう。
伝統的ロウスタッガードのキーボードは、
どちらでもない中途半端だ。
よくあんなのに適応できるなあ。
僕は逆に感心してしまう。
人類はさっさと旧弊は捨てて、
新しい合理的な物理配列と論理配列を発明するべきだろう。
(それが唯一解なのか、いくつかの代表的な複数解に落ち着くのか、
無限に発散するのかは、まだわかっていない)
2020年05月12日
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