2020年05月13日

【薙刀式】言語の語順対応画像

面白いのを拾ったので。
https://mobile.twitter.com/cicada3301_kig/status/1260178897582174208


よく英語と日本語は語順がひっくり返るとかいう。

高校英語までは逆順で訳すことが多いけれど、
大学レベルや翻訳レベルでは、
「訳し下ろす」などといって、
逆順に訳さないよう、
なるべく出てきた順で訳していくと良いとされる。
それは、人は逆順でわざわざ思考しないからだ。
思考する順に訳すのが、時間の流れの忠実なる再現というものだ。


で、何がいいたいかというと、
こんなに違う言語を、
同じキーボードで打つ意味あんの?ってことかな。

おまけに漢字変換、文節伸長があるしねえ。


韓国語と日本語はほとんど語順が同じで、
やはり同祖論を思い出させるね。



追記:

例文は、

I want to try a suit I saw in a shop that's across the street from the hotel.
私はホテルの向かいにあるお店で見たスーツを着てみたいです。

になっているが、もしこの英語を訳しなさいとなったら、

着てみたいスーツがあるんだ。
ホテルの向かいの店で見たんだけどさ。

とある店で見たスーツを着てみたいんだよね。
例のホテルの向かいのところの店のだよ。

みたいに訳すのが一番スムーズに状況が理解できる。
例文は語順を極端に逆にするための文なので。


口語だったら、

試着したいスーツがあってさ。
店で見たんだよ。ホテルの向かいの。

みたいに訳し下ろすのが、
頭に出てくる順番としては合ってる。
ハリウッド映画の字幕なら、

あのスーツやべえんだよ!
ホテルの向かいの店の。知ってる?

ぐらい砕けるかも知れない。

翻訳者というのは、
文脈に応じて、訳し下ろすのがわかるか、
逆順にしたほうがわかるか、などをときに応じて取捨選択するものだ。
posted by おおおかとしひこ at 00:01| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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