2020年05月18日

【薙刀式】スペースとエンターを交換する思考実験

ただし「変換」「次候補」は変換キーが担うとして、
本来の真っ当な位置、J直下の使いやすい場所と大きさに、
変換キーがあるとしよう。


つまりこれは何を考えようとしているかというと、
日本語入力において、
空白よりも、
変換と確定のほうが圧倒的に多い、
ということを言おうとしている。

だから、
左手親指に確定のエンター、
右手親指に変換次候補の変換キー、
があれば、
日本語入力は効率的になるのでは?

という思考実験である。


そもそも、
英語においてもっとも使うのは空白キーだ。
単語間の区切りを意味するために使うから、
段落冒頭の空白に比べて、頻度は圧倒的にあるだろう。
改行キーなんて段落の切れ目にしか使わないわけだ。

だから、空白キーは6.5Uもデカくて、
指をどこで打っても、両手のどちらでも押せるような、
最優先キーになっていて、
改行キーは横に追いやられているわけだ。
;よりも遠いんだぜ。どっちが使うんやって話。
(端にあってデカイから、そっちの方が大事説もあるけど)


一方、日本語において空白文字を使う例は、
・段落頭
・インデント(TABを使うことの方が一般的)
・?!など特殊記号で文が終わる場合、次の文が来るとき
(これはマナーレベルか。
こうなのか? そうではない。みたいな使い方は、
こうなのか?そうではない。より読みやすい、という程度)

ぐらいしかないだろう。
ということは、乱暴にいうと、
英語の改行キーくらいの頻度でいいということだ。


一方、
日本語入力では、変換の確定操作にエンターを頻繁に使う。
「カタカタッターン!」で揶揄されるように、
「ッターン」は勢いよく打たれるエンターキーのことだ。

「確定は、確定キーを押すまでもなく次の文字を打つことで自動的にされる」
を利用すれば、ほとんど確定キーを押す必要はないのだが、
「ここまでは自分の書いたものとして定着させたい」
と思うのが強いのか、
節目節目でエンターは叩きたくなる。

とくにタイピングの下手な人は、文節単位でエンターを入れたがる。
英語で言えば、単語間にスペースを入れるのと、
同じくらいの頻度だ。

だから、
「スペースとエンターを入れ替えれば合理的では?」
という思考実験をしてみようと思ったのだ。


日本語入力を知らない外人に、
「日本人は、単語を入力するたびに、エンターキーを叩くんだぜ。
ちょうど英語で単語のたびに空白キーを叩くのと同じさ。
だからJISエンターはあんなに大きいのさ。
しかも3Uの距離と、USキーボードより1U遠い。
しかも空白キーは両方の親指という強い指で叩けばいいけど、
エンターキーは右小指で叩くように指導される」
と説明したら、
「crazy」と返すに違いない。

仮に英語で、空白キーとエンターキーを入れ替えることを想像すれば、
その狂気は理解できるだろう。

日本語入力の標準は、それほど馬鹿げていると思う。


で、
左親指に確定、右親指に変換、
空白はどこか遠くならば、
比較的合理的ではないかと想像する。

ほんとは分節伸長と分節選択、前候補なども、
近くにあるのが理想で、
もしかしたら親指キーは、
これらのキーで再構成されるべきかもだ。

仮に、カーソルは移動のみにして、分節関係とは別にするとしてみよう。

そうすれば、
分節前、前候補、無変換、確定、変換(次候補)、分節後
の、親指6キー(伸長はシフト分節キーでするとしよう)
という、
自作キーボードでもスタンダードな範囲に収まりそうだ。


ほんとはBSや空白やCtrlやシフトやレイヤーキーも欲しいので、
6キーずつ12キーになるかも。
しかし非現実的ではないかも知れない。
現状のキーではない形が発明されれば、
全然できそう。
たとえば前側面にキーを増やすとかね。

あるいは3キーずつ6キーをスタンダードにして、
日本語入力時(IME ON)はレイヤーが自動的に日本語親指に切り替わる、
みたいにすれば、
6キーのキーボードでも使えるかもだ。
(+レイヤーキーで4キーずつ8キーが妥当?)


別に自作キーボードでなくても、
スペースとエンターを入れ替えるだけで、
随分楽になるかも知れない。
まあ最近のスペースはUS準拠にデカくなりつつあるから、
この手段は有効でないかもだ。


日本語入力によく使うキーを、
近くに集めるべきだ。

そんな原則に対して、
JISキーボードと、
IMEの操作は、
あまりにも無駄ばかりだ。

一度何も知らない外人に見てもらいなよ。
crazyだぜこれ。
「何故日本人はちゃんと発明してないのか?」
と問われたら、「TRON」と返すか、
「MicrosoftとAppleのせい」とでも返せばいいだろう。


ついでに、qwertyローマ字で一番使うキーはどこか?
Aで左小指12%だと外人に教えれば、
しかも英語ではEの中指で11%、と教えれば、
Japanese fucking crazyと帰ってくるだろう。



少し思考実験をしただけで、
必要な操作系に対して、
ボタンが合理的な位置にない道具を強制されていることが分かるだろう。

小指でアクセルを踏むような車に、
乗っている場合ではない。

こんなんで母国語がスムーズに書けるわけがない。
posted by おおおかとしひこ at 15:13| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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