2020年05月20日

物語は、結局アツくなるかどうかだ

物語の面白さというのはどういうところにあるのだろう。
笑ったり、エモかったり、
ほっこりしたり、すげえ、ダークだ、
などの感情を刺激されることは多々ある。
伏線が絡み合いパズルのような見事さ、というのもあるだろう。

それだけだろうか。


これは僕の意見だが、
アツくならないところに、物語はないと思うのだ。

少なくとも第一ターニングポイント、
第二ターニングポイント、
クライマックスにおいて、
アツくならないものは、
物語として価値が低いのではないか、
と僕は思っている節がある。

アツく、というのを別の言葉でとらえると、
「世界を変えようとする」と言えると思う。
そこに危険が伴うが、
死ぬかもしれない(物理的にも、社会的にも)が、
それを乗り越えるべきものとして、
その大きな目的は、
世界を変えようとしていることだ、
というものが、最上ではないかなあ、
と僕は考えている。


これは、宗教上の問題かもしれない。
好みが違えば、
まったく違うものを物語の本質である、
などと考えるのかもしれない。

男だから? 女もそうかな? よくわからない。
「物語とは何か」の問いの答えは、
人によって色々ありそうだ。


僕が「それが良く出来たか」
という自分のものをチェックするときに、
アツいかどうかは、ひとつの指標にある気がする。


激熱のものを書きたい。
それで今ちょっと苦しんでいる。
posted by おおおかとしひこ at 08:34| Comment(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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