をまとめてみる。
ロウスタッガードの不条理や配列の不合理は少し置いといて、
操作部分だけ列挙する。
・IMEのオンオフ
・変換キーの役割
・無変換キーの役割
・ひらがなカタカナキーの役割
・確定キーの遠さ
・文節伸長と文節選択のための、カーソルとシフトの遠さ
・補完入力のTabの遠さ
・IMEのオンオフ
全角半角キー遠すぎ。
トグルだから今どっちか分からない。(USBの裏表間違いと同じ)
特にMS-IMEのデフォルトは、「ウィンドウごとにオンオフを覚えて切り替える」だ。
混乱させるためにあるだろこれ。
Capslockが英数キー、
ひらがなカタカナキーがかなキー、
だということは周知されていない。
もし周知されていたとして、動線悪すぎない?
Macのスペースの両隣にある、英数キーかなキーは、
最適解のひとつ。
(無変換変換に実装することは、現行でも可能)
・変換キーの役割
変換、次候補がスペースキーである以上、
本来の意味がない。
使えるのは「再変換」。
ただし、選択した範囲を再変換する場合と、
選択しなくてもそれを含む文節を再変換する、
不定の二通りがある。(アプリによるらしい)
これを統一するべきだし、
僕は信用しないので選択範囲再変換しか使っていない。
そうすると、「選択する」という行為のために、
シフトとカーソルという遠いキーを使わざるを得ない。
常用できない動線だ。
また、前候補ってなににバインドされてるの?
次候補を連打して戻るときのやり方がわからんよな。
ペアで存在するべきだと思うが。
・無変換キーの役割
無変換確定をするのは使えるのかしら。
無変換確定と、漢字変換後確定の、キーを分ける意味がわからない。
同じキーでええやんけ。
また、「カタカナ変換」「ひらがな変換」
などが、F7からF10にあったり、
Ctrl+UIOPにバインドされてたりと、
機能がバラバラに分散されているのも不合理だ。
なぜ無変換キーやひらがなカタカナキーの組み合わせにバインドしてないのか?
・ひらがなカタカナキーの役割
僕は使ったことがないので、なにに使うキーか分からない。
だからデッドキーとしてキーコードを利用している。
ここまでのことを、
「どのキーはどのような役割があり、
このように使うことを想定されているのだ」
という総覧的説明のある場所があったら教えてほしい。
動線が最小であることを切に望む。
・確定キーの遠さ
まったくもって遠すぎる。
以前にも議論したが、英語と日本語は、
スペースとエンターを入れ替えたほうがいい。
日本語のエンターは英語のスペースぐらい頻度があり、
日本語のスペースは(変換キーを使う限り)英語のエンターくらいしか頻度がない。
もっとも、「変換済みがOKなら、次の文字入力で自動確定」
という機能があるが、無変換確定、カタカナ変換確定などの操作動線が悪いので、
そもそも確定キーは統一して近くにあるべきだろう。
・文節伸長と文節選択のための、カーソルとシフトの遠さ
これらの機能を変換キーや無変換キーなどに割り振っている人もいるかも知れない。
だが僕にはその統一操作系がどのようなものか知る術がないので、
カーソルで文節選択、
シフトで文節伸長をしている。(Macはこれしかないので)
で、遠すぎるやんけ、というのが本題だ。
また、縦書きと横書きで、タテカーソルとヨコカーソルの役割が交換されるのが、
よろしくないと思う。
薙刀式は「縦書き専用」と銘打つことで、
文節選択と伸長をタテカーソルのみに限定した
(編集モードで、JKM,にバインド)が、
縦書きでも横書きでも操作が同じものが理想だと考える。
・補完入力のTabの遠さ
Tabキーは、僕は年に数回しか押したことのないQよりも、
さらに向こうである。
数回キーを押してTab、数回キーを押してTab…
のように使えるわけがない。
フリックにおいては、文字のすぐ脇に補完候補がでるから、
それを選択しやすい。そのようにあるべきだ。
Tabなんてクソキーよりも、
無変換変換あたりにあるとか、
FJあたりにあるべきだ。
また、Tab連打して行きすぎた時に戻るやり方をぼくは知らない。
これ使ってる人どんくらいいるんだろう。
僕は薙刀式でざらっと書けるし、
動作を重たくするし、視界の端に「書かない言葉」が沢山あるのが嫌なので、
補完はオフだ。
僕は自分の思考に向き合いたいのであって、
誰かかからサジェストされる選択肢を選びたいのではない。
(ましてや、以前と同じ言葉を繰り返すなど、
文筆家としては下の下の下である)
・その他
確定アンドゥの動作が毎度不安定。
どこまでがアンドゥ範囲なのかよく分からないので、
指示しにくい。
僕は、道具というのは、
説明書なしで使えるのがベストだと思う。
説明をするときに複雑すぎる道具は、
そもそも出来の悪い道具だと考える。
で、少なくともJISキーボードによる日本語入力は、
ひとつも出来がいいと思えない。
むしろMacの、
スペースキー、英数かな、シフトキーとカーソルキーしかないです、
という割り切りの方が混乱が少ないと思う。
(実際には、Ctrlとの組み合わせで沢山のショートカットがあるが、
その動線は実に整理されている。
また僕がMacを文字入力に使わないのは、
ひとえにDvorakJが動かなかったからだが、
Karabiner薙刀式、qmk薙刀式の出現により、
もう移行してもいいかもしれない)
ということは、USキーボードのスペースを短くして、
英数かなキーを追加すればよい、
というのが妥当かも知れない。
JISカナ?廃止でええやろ。
ほんとにJISキーボード設計者は、
日本語入力を毎日してるのか?
してないから、この不備に気づかないのでは?
最も使う人が最も動線の設計する者にふさわしい。
首都高速は車運転しない人がつくったので、
渋滞が絶えないらしいぞ。
もう負の遺産だろこれ。
親指シフトも死んだし、
次のJISキーボードを作るべき時だろう。
もうメーカーが死んだから意味がないかも知れないが。
ということは、
日本語入力は死んだも同然なのさ。
僕はこんなキーボードと日本語入力で、
自分の言葉を書くのはまっぴらだ。
メーカーがなんとかしないから、
僕は独自の洗練された体系を作ろうとしている。
こんな馬鹿な車輪の再発明はないと思うが、
ないんだからしょうがない。
操作系をもっと作れるならば、
新しい体系の、シンプルで強い、JISキーボードごと作りたいものだ。
2020年05月24日
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