2020年05月28日

【薙刀式】脳内打鍵組み立て

この脳内負担がどれくらいあるのだろう。


タイパーの打ち方でよくあるのは、
ワードを見て、脳内打鍵組み立てをして、
打ちながら次のワードを見て、脳内打鍵組み立てをして…
というループがあるらしい。
これは文章の内容を考えなくてよい、コピー打鍵だからできること。

創作文の場合、
内容を考えて→打鍵組み立てをして→打って、
のループになるので、
頭2ブロックでは手が止まっていることになるわけだ。


qwertyがコピー打鍵で最強クラスの理由に、
脳内打鍵組み立てさえ出来れば、
それを物凄く速く打つことが(技術があれば)出来るからだと考えられる。
逐次打鍵方式だから、
どこまででも間を詰めることが出来るからだろう。
原理的にはPC的な同時か1サイクル遅れ単位まで行けるのだろう。

ただ、その脳内打鍵組み立てが、
どれくらい大変なのかということだ。


同時打鍵方式や、連続シフト方式などは、
脳内打鍵組み立てが簡単なのではないかと僕は考えている。
同時に押すシフトキーや、連続させるシフトキーは、
すでに決まっているものだから、
目的のキーにそれを被せるだけでいけるからだ。

ABCDEFGと逐次で打つよりも、
(AB)(CD)(EF)と同時打ちするほうが、
脳内打鍵組み立ては楽だろう。

もっとも、同時打鍵が苦手な人が世の中にはいて、
順次打鍵よりも逆に混乱する人もいる。
僕は同時打鍵の方が脳内打鍵組み立てが楽なので、
以下その仮説に基づいて論を展開する。


で、創作文においてなのだが、
脳内打鍵組み立てが楽な方が、
思考に集中できるだろう。

立花さんは親指シフトの方が、
ローマ字よりも脳内打鍵組み立てが楽であるという趣旨のことを、
動画で証言している。

カナ配列のほうがローマ字よりも、
同時打鍵配列のほうが順次打鍵配列よりも、
脳内打鍵組み立ては楽だと考えられる。

このことが、
創作文に向く、楽な配列を決めるのではないか。

飛鳥配列、親指シフトは創作文に向くといわれる。
薙刀式もそのつもりで作ったし、今もバリバリ楽だ。

ちなみに月は触ってみたけど、
逐次打鍵がめんどくさくてやめた。
ちょうど同時打鍵月配列とも言える下駄配列を触ったあとだったので、
「同時打鍵の方が楽やん」と思っていたからだ。

この「楽」とは、手元の楽さではなく、
脳内打鍵組み立ての楽さのことを指していると思ったのだ。


前置、後置シフトよりも同時シフト、
逐次シフトよりも連続シフトのほうが、
脳内打鍵組み立ては楽になると思う。
(個人の感想です)

アクション数がなるべく少ないほうが、
気を取られなくて済むような。



創作文においては、脳内打鍵組み立てが少ないほうが、
楽、楽ゆえに速いと言われると思う。

コピー打鍵においては、
どこまでも速く出来る方式が、最終的には速くなると思う。
qwerty、JISカナ、月、いろは坂など、
Zクラスは非同時打鍵の逐次打鍵方式だ。

一方創作派には、
親指シフト、新下駄、飛鳥が好まれてきた。
(薙刀式も追撃できるといいなあ)

コピー打鍵では実際の指の速い方、
創作文では脳内打鍵組み立ての楽な方が、
「はやい」ということかもしれない。


実際、JISカナや月で、創作文をひたすらやってる人は、
殆ど聞かない。

親指シフトやその他創作用の配列の楽さ、はやさは、
別の評価次元なのかもしれないと思った。


単純にローマ字は組み立てる長さが長い。
あるいは同じアクション数を組み立てても、文字数が少ない。
だから創作文において脚を引っ張りがちだと、
僕は考えている。
posted by おおおかとしひこ at 11:18| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。