日本語の基本は5文字または7文字だ。
これは歌や詩の世界の話ではあるが、
散文だって日本語だ。
最近僕はよく使う言葉で、7文字程度なら一気にじゃらっと打つ。
たとえば、「してはいけない」。
薙刀式でいうと、
RECKSMK
と、単打7連なので一気に打てる。
(途中左手中指の、同指段越えECを含むが、
それにしても一気に打てるだろう)
カナ配列がローマ字配列に勝るところは、
7文字連接を打つ手間が、少なくなっていることだ。
カナ7文字連接を一気打ちすることは、
ローマ字だと5文字連接くらいまでの一気打ちと、
大体同じだと思う。
同等の熟練だとしての仮定。
もちろん、すべての7文字連接もそうなっているとは限らない。
よく使うフレーズに限定されるだろう。
あとは、どんな配列がどんな7文字連接を打ちやすいか、
という議論になってくると思う。
思いつくままに、薙刀式の打ちやすい7文字連接をあげてみる。
してはいけない
おもいつくまま
かんがえること
やるべきことが
さすがにそれは
そうそうないと
やってみてから
なんどもいうが
それぞれにする
ところがそれの
でもないだろう
かれらによれば
などなどなど。
これくらいの、するっと書けると話の速度が上がるような、
そういう繋ぎ言葉が打ちやすいのが薙刀式のいいところだ。
見ればわかるが、単語ではなく複合語が多い。
7連接ともなれば数単語になることが多いわけだ。
これらの言葉をローマ字で一気打ちするスキルは僕にはない。
単語の隙間で一回休んでしまいそう。
ちなみにローマ字と薙刀式の打鍵比較。
【】はセンター連続シフト、()を同時として。
SITEHAIKENAI RECKSMK
OMOITUKUMAMA 【NK】K【;】H【FF】
KANGAERUKOTO F,(FJ)【O】IVD
YARUBEKIKOTOGA 【H】I(FP)WVD(FJ)
SASUGANISOREHA 【U】O(FJ)【D】B/C
SOUSOUNAITO BLBLMKD
YATTEMITEKARA 【H】GE【B】EF.
NANDOMOIUGA M,(DJ)【K】KL(FJ)
SOREZORENISURU B/(BJ)【D】OI
TOKOROGASORENO DVA(FJ)B/【J】
DEMONAIDAROU (EJ)【K】MK(FN)AL
KARERANIYOREBA F/.【DI】/(VJ)
薙刀式はシフト【】や同時()を駆使することで、
ストロークを圧縮していることが、
比較すればわかると思う。
(ついでにFJ付近をよく使うことも)
圧縮せずに順次打鍵で大量ストロークのqwertyか、
手の形は複雑だが、ストローク数は減らした薙刀式やカナ配列か、
ということだ。
僕はqwertyを面倒だと感じ、
薙刀式の、慣れてしまった後の運用を楽だと感じる。
脳の空きスペースを確保できる。
長さのファクターのほうが、手の形のファクターより面倒だと感じる。
個人差はあるだろう。
カナ入力者のいう「速さ」は、
このへんにあるのではないかと僕は最近考えている。
頭の中では複合語的なワンフレーズになっている、
7文字程度の言葉を、
一気打ちできること。
思考と直結している速さとは、こういうことかもしれない。
なにせ僕は上であげた7連接を、
薙刀式ではワンアクションで書いているような感覚になるからだ。
これが何千字、何万字と書いているうちにどんどん差がついてくる。
タイピングゲームの早撃ちとは関係ない速さの世界だと思う。
2020年05月29日
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