なにかの映画をHDのマスモニ
(マスターモニター。プロ用のフルHD非圧縮が出る)
でチェックしたときに思ったこと。
部屋が嘘っぽい。
「その人が住んでる部屋」に見えず、
「新品ばかり置いてあるモデルルーム」に見える。
ホコリひとつない感じも気になった。
美術部が綺麗に掃除したんだろうね。
小物は大抵レンタル品だから、
新品同様になってるものが多い。
(使い込んだものはまた別途レンタルなんだよな)
フィルムだったころは、こういうのがいい具合になじんだ。
でもHDビデオだとそこまで写ってしまう。
人の部屋というのは、
そこまで新品だらけなわけがない。
新築新婚という設定以外は、
汚れやヨレや壊れなじみなどがあるものだ。
そういうところまできちんと嘘をつくとすると、
嘘つき代がかかる。
つまりコストが増えるわけだ。
そのコストをかけないと、
嘘くさい映画になってしまう。
美術費が特別増えた話は聞かない。
つまり、HD化して、
嘘くさい映画が増えたわけだ。
色々なことが本末転倒だと思う。
2020年06月05日
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