漢字変換のない、カナだけ打てば良いタイプウェル。
漢字変換を含む、和文コピー打鍵。
そしてなんでもありの自由作文、創作文打鍵。
漢字変換がどれだけカナのみのタイピングの足を引っ張るか、
めんめんつさんが計算していて面白い。
これはまさにタイピング工学。
タイピングは漢字変換でどれくらい遅くなる?
https://menmentsu.hateblo.jp/entry/2020/06/07/020424
自分の場合を鑑みると、
タイプウェルがSSで、
漢字変換は半秒/1字くらいかなあ、
変換しやすいような区切りで打ってるし、
確認がノールックの時も多いしな、
などと想像しながらグラフを辿ってみると、
ほぼ正確な1200〜1300字/10分にプロットされている。
大体グラフは現実を表しているようだ。
あ、でもここから思考の時間を引かなきゃいけないのか。
いや、でも思考を含めて僕はこれくらいだな。
僕は和文コピー打鍵のときは、逆にもっと時間がかかる。
他人の漢字の癖に慣れないからだ。
自分が漢字にするところをひらがなにしていたり、
その逆もあったりして、いつもイライラする。
大体初見の文章の内容を理解しながら打ってしまうし…
(コピー打鍵は考えては負けなのだそうな)
ということは、
僕は創作打鍵のときに限り、
「自分の漢字の出し方に慣れている」
という要素が強いようだ。
どんな漢字でもうまく変換するには、
漢字博士になったり、
pocariさんみたいに、
学習機能をオフにしてスペースを押す回数で漢字を覚える、
セミ漢直みたいな能力をつける必要があるかもしれない。
しかし自分の使う普段の漢字の使い方がある程度固定されていれば、
「ここからここまで打って変換かけたらノールックでいけるやろ」
というのが分かっていて、
僕はそれを使っている。
薙刀式動画を見ればわかるけど、
もっと長い文章で一括変換をかけてもいいところで、
こまめに変換かけてるのは、
そうした癖があるようだ。
単文節変換でもなく、長い変換でもない、
微妙な長さの変換の時はだいたいそう。
これはMS-IMEとの付き合いの中で、
この辺ならこう、みたいな勘所をマスターしてきた感じ。
このへんの、
IMEとの付き合い方でも、
漢字変換の速度は変わりうると思う。
Google日本語入力や、Atokや、Japanistなどで、
全然変わってくるかもしれないし。
興味深いのは、
> 漢字1字に1秒もかけてたら
> タイピング時間より漢字を考えてる時間のほうが長く
なるという結果。
これは英文と全く違う、
日本語タイピングの闇の部分ではないか。
(変換がある言語はほかにどんなものがあるのだろう。
中国語のピンイン入力は一意に決まるのかしら。
ハングルは行段系で一意に決まるそうだが)
どんだけカタカタやっても、
「…ッターン」(漢字変換から確定までと仮定)
が長ければ、
カタカタの効果はほとんどないという、
タイパー全否定みたいな結果で非常に興味深い。
これらのことは、
「凄いタイパーがいるのに何故文章を量産しないのか」
に一定の答えを出す。
タイパーは漢字変換が苦手、
または思考が苦手、
ということだろう。
逆に、ライターがタイパーにならない理由も明らかで、
思考や漢字変換はよくやっているが、
そもそも指の能力が低い、
ということも想像できる。
また、
僕は軽い文章なら1500くらいのペースで書くことがあるものの、
自作小説などの集中力の必要な原稿のときは、
コピー打鍵ですら500程度に落ちることがある。
内容を吟味しながら書くからだ。
これで一時間3000字ペース、
集中力のワンセット90分で4500字、
それを2セットくらいが一日の限界で精々9000字。
これはコピーの場合の数字。
一方小説家の日産は3000字〜5000字と言われている。
指の能力や漢字変換の能力よりも、
そもそも思考能力の問題だろう。
500字/10分ともなれば、
タイピング時間<漢字確定時間<<思考時間
であることが想像できるわけだ。
記事の中で計算に入っていない、
誤打率、考え直してBSする回数、
などを入れるとまた変わってきそうだ。
(実際、一回書き終えたあとの、
推敲の方が時間かかったりするが、
それは考えないことにして)
僕のBSは全打鍵の10%前後なので、
それも人によって変動があるだろうなあ。
2020年06月07日
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