2020年06月10日

【薙刀式】文末は右手の原則

小梅アーカイブをちょいちょい探っていて、興味深い記事を発見。

文末(。?!の前に来る2gram)の上位35がまとめられているのだが、
薙刀式においてこれらがほぼ
右手のアルペジオ、または左→右の左右交互になっていて、
びっくりした。


ソースは以下。
10万字サンプルで「文末」を紐解く。
http://61degc.seesaa.net/article/86220904.html

凡例
右手アルペジオ  ★
左→右      ●
右二連(同指など)▲
右→左      ○


ます ●
った ●
した ●
ない ★
です ●
ある ★
いる ▲
いた ★
する ★
すね ○
のだ ▲
きた ●
ろう ●
せん ●
れた ★
れる ★
んだ ★
しい ●
うか ○
うだ ★
い) ★(編集モード使用)
ょう ★
よね ○
から ●
てる ●
えた ★
すよ ★
たい ★
まう ●
いう ★
いか ○
える ★
くる ★
さい ★
だよ ★
なる ★
のか ○
(総計で文末の65.4%)


右手終わりは黒系、
左手終わりは白系で示したので、
黒の圧勝であることがわかるだろう。

逆に左手終わりは、「か」「ね」に限られ、
これは断定を避けたニュアンスだ。
つまり薙刀式は、
断定するときは右手でズバリと切り、
和らげるときは左手を添えるように出来ている。

これは僕の直感で作ったので、
それが見事に反映されていてびっくりした次第。


なお「。」は右手だが、「。確定」なので、
右手終わりで変換をかけ、よければ「。確定」で進む方式のため、
断定的な場合は右手締め意識が必ずあるということだ。
和らげるときは左手終わり、変換後、右手で「。確定」で進む。

左右の手の使い方で、文意が進んでいく。
これが、武器を操作している感覚になるので、
僕は好きなのだ。

ちなみに!?は左手。
特別なニュアンスをつけるので、左手マターなのだろう。
(編集モード記号位置の対称の右手部には、
鍵カッコ類が入っていて、断定系である原則が貫かれている)


もし利き手というものがなかったら、
左右の別はなくてもいいと思う。
しかし僕は右手が左手の10倍くらい器用だと思う。
タイピングにおいても倍くらいパフォーマンスは違うと思う。
耐久度も1.5倍は違うと思う。

だから、左右に別々の役割を振り分けるのは、
ある意味当然なことだ。

これまでの配列は、意味による左右への振り分けをあまりしてこなかった。
飛鳥では、ですますを右手アルペジオに置いたほか、
表を見る限り右手終わりを意識した痕跡は窺える。
だが薙刀式ほど徹底していたわけではないようだ。


薙刀式では助詞は左手が殆どだ。
左手で繋ぎ、右手で留め。

これが薙刀の術理と合致したので薙刀式の名を冠したのだが、
(槍でも同じなんですが)
見事にはまっていて、自画自賛状態。

右手アルペジオは最速だし、
左→右は準最速だから、
動画においてもこのへんの爆速感は実感できることと思う。



なお、左利きの人は真逆で、薙刀式は使いにくいかも。
左右反転して使ってください。
左ロウスタッガードと左利きの相性は最悪だろうから、
格子配列を使うのがいいと想像します。
posted by おおおかとしひこ at 11:44| Comment(2) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大岡さん、こんにちは。懐かしい記事を採り上げていただきました。

「『文末』にこそ、配列毎の特徴が強く現れていました。」という当時の結論は、薙刀配列(あえてこう表現します)にも適用されますでしょうか。

ところで、凡例の「右手アルペジオ★」と「右手二連▲」は何が違うのでしょうか。「左→右」が●○2種類あるのも謎です。
Posted by 141F at 2020年06月11日 01:00
>141Fさん

凡例にミスがあったので直しておきました。

右→左が○ですね。
右手二連は分かりにくいですが、
打ちやすいアルペジオを除いた、
同指の縦連や、
たとえばI.なんかの打ちにくい二連をイメージしています。

しかし同じ親指シフト機構でありながら、
小梅、飛鳥、TRONは随分違うものですね。
配列図を見るだけでは門外漢には想像が難しいのだと思いました。
Posted by おおおかとしひこ at 2020年06月11日 01:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。