小梅アーカイブをちょいちょい探っていて、興味深い記事を発見。
文末(。?!の前に来る2gram)の上位35がまとめられているのだが、
薙刀式においてこれらがほぼ
右手のアルペジオ、または左→右の左右交互になっていて、
びっくりした。
ソースは以下。
10万字サンプルで「文末」を紐解く。
http://61degc.seesaa.net/article/86220904.html
凡例
右手アルペジオ ★
左→右 ●
右二連(同指など)▲
右→左 ○
ます ●
った ●
した ●
ない ★
です ●
ある ★
いる ▲
いた ★
する ★
すね ○
のだ ▲
きた ●
ろう ●
せん ●
れた ★
れる ★
んだ ★
しい ●
うか ○
うだ ★
い) ★(編集モード使用)
ょう ★
よね ○
から ●
てる ●
えた ★
すよ ★
たい ★
まう ●
いう ★
いか ○
える ★
くる ★
さい ★
だよ ★
なる ★
のか ○
(総計で文末の65.4%)
右手終わりは黒系、
左手終わりは白系で示したので、
黒の圧勝であることがわかるだろう。
逆に左手終わりは、「か」「ね」に限られ、
これは断定を避けたニュアンスだ。
つまり薙刀式は、
断定するときは右手でズバリと切り、
和らげるときは左手を添えるように出来ている。
これは僕の直感で作ったので、
それが見事に反映されていてびっくりした次第。
なお「。」は右手だが、「。確定」なので、
右手終わりで変換をかけ、よければ「。確定」で進む方式のため、
断定的な場合は右手締め意識が必ずあるということだ。
和らげるときは左手終わり、変換後、右手で「。確定」で進む。
左右の手の使い方で、文意が進んでいく。
これが、武器を操作している感覚になるので、
僕は好きなのだ。
ちなみに!?は左手。
特別なニュアンスをつけるので、左手マターなのだろう。
(編集モード記号位置の対称の右手部には、
鍵カッコ類が入っていて、断定系である原則が貫かれている)
もし利き手というものがなかったら、
左右の別はなくてもいいと思う。
しかし僕は右手が左手の10倍くらい器用だと思う。
タイピングにおいても倍くらいパフォーマンスは違うと思う。
耐久度も1.5倍は違うと思う。
だから、左右に別々の役割を振り分けるのは、
ある意味当然なことだ。
これまでの配列は、意味による左右への振り分けをあまりしてこなかった。
飛鳥では、ですますを右手アルペジオに置いたほか、
表を見る限り右手終わりを意識した痕跡は窺える。
だが薙刀式ほど徹底していたわけではないようだ。
薙刀式では助詞は左手が殆どだ。
左手で繋ぎ、右手で留め。
これが薙刀の術理と合致したので薙刀式の名を冠したのだが、
(槍でも同じなんですが)
見事にはまっていて、自画自賛状態。
右手アルペジオは最速だし、
左→右は準最速だから、
動画においてもこのへんの爆速感は実感できることと思う。
なお、左利きの人は真逆で、薙刀式は使いにくいかも。
左右反転して使ってください。
左ロウスタッガードと左利きの相性は最悪だろうから、
格子配列を使うのがいいと想像します。
「『文末』にこそ、配列毎の特徴が強く現れていました。」という当時の結論は、薙刀配列(あえてこう表現します)にも適用されますでしょうか。
ところで、凡例の「右手アルペジオ★」と「右手二連▲」は何が違うのでしょうか。「左→右」が●○2種類あるのも謎です。
凡例にミスがあったので直しておきました。
右→左が○ですね。
右手二連は分かりにくいですが、
打ちやすいアルペジオを除いた、
同指の縦連や、
たとえばI.なんかの打ちにくい二連をイメージしています。
しかし同じ親指シフト機構でありながら、
小梅、飛鳥、TRONは随分違うものですね。
配列図を見るだけでは門外漢には想像が難しいのだと思いました。