2020年06月14日

【薙刀式】子供に教えるタイピングはなにがいいだろうか

何が日本語を書くときに、妥当だろうか?
ブラインドタッチ前提で考える。


候補はいくつかある。

【デファクトスタンダード】
qwertyローマ字
JISカナ

【新配列】
行段系ローマ字
新JIS
NewStickny
薙刀式
親指シフト


新配列は、シンプルで覚えやすく、
運指が合理的なものを選んだ。

小学校から中学校程度の義務教育を想定している。
高校生やマセガキは、
新下駄や飛鳥やいろは坂などに挑むのも自由にしていいと思う。



qwertyローマ字
JISカナ

デファクトを教えれば今後もなんとかなるだろう、
という点ではいいかも知れないが、
僕はすべての人のすべての日本語を打つ配列としては、
qwertyもJISカナも最適とは考えていない。
運指が非合理的すぎるし、
その合理を最初から考えた配列ではないからだ。

ブラインドタッチ前提ならJISカナの義務化はキツイよね。
消去法でqwertyが残るだろうか。


行段系ローマ字
新JIS

qwertyを教えるくらいなら、
行段系ローマ字をいくつか候補とすればいいのではないか。
どれを選ぶかは議論がありそうだ。
SKY、けいならべ、きゅうり改、M式、
Phoenix、よだか(またはかわせみ)、カタナ式を上げておこう。

新JISは最終速度は期待できずとも、
すべての人が満遍なくマスターするのに向いてると思う。
複数習得可能という条件下なら、
とてもベーシックだと思われる。


NewStickny

新JISの対抗馬。
IME操作ごと改良しようとしている点には好感が持てるが、
情報があまりないのが残念だ。
漢字を減らした梅棹式日本語表記と切り離して考えられるのか、
それとも込みなのかは判断がいるだろう。
できれば10分以上の創作文打鍵動画を拝見したい。


薙刀式

シンプルだし、わかりやすいし、つながりもいいし、
IME操作も機能キーも編集もホームポジション前提だし、
いいと思うんだよね。
もっと広まれば議論もできそうなので、みんな試用してみてね!
配列作者は自分の配列が一番いいと言うものだから、
僕が言っても客観性は保証できないが。


親指シフト

シンプルさはいいとしても、
運指の効率性に問題があると思う。
小指、薬指の酷使に問題がある。
もう少し運指を練った新配列、
TRONや飛鳥や蜂蜜小梅の方がいいと思うが、
そのどれがベストかは議論があるだろう。



で、

けいならべ、qwerty
新JIS、薙刀式

の4つに候補を絞りました。
ローマ字とカナ、簡単と応用的、の2軸4つ。

このどれかをメインにして、
残りを選択もできる、となってたら、
日本語タイピングは幸せになるかもしれない。
そして他の候補にもいつでも切り替えられるようにするべきだ。
個性や文体や用途に応じて、好きなものを。

フリックと音声入力は、別科目かなあ。


日本語タイピングのベストは、
まだ決まっていない。

若者がqwerty離れをはじめている。
しかしその先はフリックという、
ごく短い文章しか作れない茨の道だ。

日本語入力の基礎を、文科省が見直すことはあるのだろうか?
誰かがやらないと、
識字率(書く方)は、圧倒的にダメになるぞ。
posted by おおおかとしひこ at 15:50| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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