2020年06月13日

【親指シフト】現在の有名なシフターの共通点

ごつい人が多くない?


ネット界隈で特に目立ち、
インフルエンサーになっている親指シフターといえば、
勝間和代、立花岳史、塩澤一洋、ものくろ(敬称略)
の各氏ではないかと思う。

彼らの共通する立場は、
専用キーボード不要で普通のいいキーボードでOK
(HHKBまたはMac推しが多い印象)
という点だろうか。

僕はネットで見聞する限り、
それがずっと不思議だったのだ。

だって親指シフトより親指を使わない薙刀式で、
パンタグラフでもHHKBでも、
僕は腱鞘炎になったからだ。
(一日当たりの打鍵数が違う?
塩澤さんは5000字書いたりするそうだ)

HHKBなんて買って3日目くらいで角がいてえよ、
ってなって、スペースキーの上下逆付けを自力で発明したくらいだ。

ところが、みなさんそんなこと全然言ってない。
それが凄い不思議なのだよ。

自分の打ち方が変なのか、
物凄い調べて、3Dプリントで自分に合うキーキャップすら作ってるくらいなのに。
それくらい、現行のキーボードでの、
親指多用は僕には無理だった。


親指シフト専用キーボードの死によって、
勝間さんも立花さんも、
動画で親指シフトの打ち方を公開してくれた。
そこで思ったのは、
二人ともずいぶん強打者なんだなということ。

で、塩澤さんとものくろさんのことを思い出す。
HHKBミーティングで同席し、
少し親指シフトのことを話せた。
塩澤さんはデカかった。
ものくろさんは中肉中背だけど、
手が丸っこくて分厚いタイプだった。

動画で見る立花さんはデカそうだ。
動画で見る勝間さんも女性にしてはゴツそう。

つまり、
みんな手がゴツくね?
というのが僕の気づいたことだ。


僕はそんなに手は強くない。
だから、専用キーボードの35g板バネを触ったとき、
「こんなに柔らかいタッチでいいんだ」
と感動した記憶がある。
元祖の設計は日本人の平均に合わせてあるから、
これが親指シフトの理想的打ち方なのだろう、
と理解できた。

ところが、
専用キーボード不要派かつインフルエンサーたちは、
平均よりも手が丈夫でごつい。
だから強打者だと思う。

ものくろさんの動画も少しだけYouTubeに上がっているが、
手は丈夫そうな感じを受ける。


僕がいいたいのは、
配列を評価する際に、
個人の手の丈夫さで判断するべきではないということだ。

「私は問題なくふつうのキーボードで使えている。
だから親指シフトは優秀だ」
という彼らの主張には、
「お前ら最初から手丈夫やんけ」
と突っ込みたいということだ。


僕は実際に親指シフトを35gのガテロンクリアで試用したが、
親指の横は両方とも痛くなるし(PBTの厚めのOEM2U逆付)、
両小指は使いすぎてだるくなるし、
左小指が結構使うので痛くなった。

カナ同士の繋がりも飛び飛びで、
飛鳥のぬるぬる繋がる線の感覚とは程遠い、
点で書いてる感じだった。

これのどこがいいのか分からんぞ、
手が痛いだけではないか、
と思って中止した。


しかし一方、手のごつい人種の方々が、
親指シフトはいいぞと言っている。

丈夫で大きな手なら、
いろは坂の方が効率いいんじゃないのか、
それらを調べた上で親指シフトがベストだと言ってないだろ、
と思ってしまうわけだ。



配列の効率を評価するとき、
自分を基準にするべきではないだろう。
しかし個人開発のものはつい自分を基準にしてしまう。

僕は左薬指が特別苦手だが、
タイピングが趣味の人はそうでもないみたいだし、
僕は右手が左手より遥かに器用だが、
他の人はもう少し右手は鈍いかもしれない。

字を書くのが下手な人は、タイピングに頼りがち。
これはもともと右手が不器用で、左右差がないから、
逆にタイピングに慣れやすかったのかもだ。
僕は右手ほど左手は動かないから、
イライラするし痛くなる。


親指シフト、そんなにいいかな?
君らがごついだけちゃうの?
ローマ字より打鍵数が少なくて楽で、
JISカナよりかは合理的という程度の、
俯瞰してみれば五番手くらいの配列を、
最高とか言ってるんちゃうの?

普通の人がやる普通のキーボードでは、
押下圧が高すぎて、親指の横が痛くなることを、
ごついから気づいてないんちゃうの?

第一19ピッチで苦もなくタイピング出来てる時点で、
選ばれた手の大きさがあるんちゃうの?



薙刀式がどんな人にも対応できているかはわからない。
やってみたけどこういうのがダメでしたとか、
そういう話も是非聞きたいのだ。
(小指薬指がもう少し動くから、
もうちょっと頻度が高くてもいいかな、という意見は見た)

長所もあれば短所も必ずあるわけで、
自分では気づかない、そうした点も議論したいのだ。
posted by おおおかとしひこ at 20:44| Comment(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。